2026年3月20日サステナブルコスメアワード2025年度授賞式がNEWoMan
(ニュウマン)高輪で開催されました。
サステナブルコスメアワードとは国内初・唯一、化粧品およびファイントイレタリー分野でSDGs視点の評価基準をもとに「人にも地球にもやさしいコスメ」を表彰するアワードです。
2019年に発足し、専門家から学生までが審査員として参加のもと、原料から廃棄まで製品のライフサイクル全体を審査し、サステナビリティの推進を目指すアワードです。
このアワードは殿堂入り、GOLD賞、SILVER賞、BRONZE賞、審査員賞(地方創生部門、アップサイクル部門、カーボンニュートラル部門、審査員賞、生物多様性賞)
とさまざまな項目に分かれていて、コスメブランドの特性に合わせて審査されています。
今回のこの表彰式にNOWHの松浦編集長とともに潜入しました。
2030年、サステナブルが特別の基準ではなく、当たり前の基準になることを目指し挑戦しいく

美容家で審査員長の岸紅子さん

写真中央:株式会社ルミネ代表取締役社長の表輝幸さん。

俳優でパーソナルケアブランドKruhiを手掛ける井浦新さん
表彰式に先立ち、美容家で審査員長の岸紅子(きしべにこ)さんが登壇しスピーチを行いました。
「サステナブルコスメアワードは2030年に終了します。2030年にはサステナブルであることが特別ではなくなるという未来を成し遂げたいと私たちは思っています。
市場を動かし、文化を動かし次の時代の当たり前を作っていきます」
そうお話ししたあと、キーマンとなる2名の人物を紹介しました。
一人目は今回から審査員に加わった、株式会社ルミネ代表取締役社長の表輝幸(おもててるゆき)さん。
表さんが壇上に上がると
「100年先の地球が本当に平和に過ごせるのだろうか? そう考えると我々がやらなければならない。ヴィジョンをしっかり持って、100年先、1000先の自然環境を守っていく社会を作っていくにはサステナブルな技術や自然への敬愛など、この素晴らしい考えを是非応援していきたいと考えています」
と、サステナブルコスメアワードに参加した想いを語りました。
そしてもう一人は俳優の井浦新(いうらあらた)さん。
井浦さんは奥様のあいさんと天然由来成分100%の循環型パーソナルケアブランド「Kruhi(クルヒ)」を手掛けていて、サステナブルコスメアワードにはすべての商品を出品し、そのどれもが、GOLD賞やSILVER賞など上位賞を受賞していて、このアワードとの関わりも深い存在。
壇上に上がった井浦さんは
「私たちKruhiは人にも環境にも配慮したものづくりをしています。生産者、使ってくれる方々、そして使い終わって廃棄されていくもの、そのすべてのサイクルが好循環で途絶えなく巡り巡っていくような設計図をもって、そして想いを持ってKruhiの製品を作っています。
私たちの考え方やものづくりのあり方がサステナブルコスメアワードに参加することによって本当に人や社会に環境や自然に機能しているのか、活かされているのか、それをサステナブルの分野の第一線で活動されている方々たち客観的にプロダクトを見てもらい、自分たちのものづくりの姿勢や考え方がアップデートできるところはないかを見直すためにもこのアワードに参加している理由になっています」
とお話しされていました。
そして「2030年、サステナブルが特別の基準ではなく、当たり前の基準になることを目指し実現に向けて挑戦していこうと思います」という岸さん、表さんの宣言とともに授与式が始まりました。
審査員特別賞のひとつは高橋ユウ(たかはしゆう)さんプロデュースの「Yorisoi Treatment(ヨリソイ トリートメント)」

受賞時の高橋ユウさん

Iiinalily Yorisoi Treatment 3,080円(税込)
改めまして、このアワードは人にも地球にも優しいコスメを表彰するものなのですが、コスメといっても、スキンケア、ヘアケアといったものだけではなくてホームケア、ファイントイレタリーなど、そういったものの中からSDGs視点の評価基準で成分をはじめ、原料の時点から製造、販売、流通、消費、廃棄と製品に関わるすべてのことを評価しています。
審査員はコスメの専門家の方から環境の専門家の方、さらには売り場の方、メディアの方、さらには学生審査員とさまざまな世代、さまざまな立場から評価をしていく体制で審査を行なっております。
こうして審査員特別賞から次々と企業名と商品名が呼ばれ、受賞企業の代表者が登壇していきました。
受賞の34ブランドはこちらです。
その中から一つご紹介すると、ファッションモデルで、タレントの高橋ユウ(たかはし ゆう)さんがプロデュースをする株式会社 ダイヤコーポレーション 「iiinalily(イナリリー)」の「Yorisoi Treatment(ヨリソイ トリートメント)」が審査員賞、ダイバーシティ部門で受賞しています。
このYorisoi Treatmentは時短&フリー処方でうるツヤ髪をキープするというもので、10秒で洗い流せるというトリートメント。水でクリーム状に変化してうるおいを閉じ込め、弱酸性で家族みんなで安心して使えるという商品です。
SILVER賞はKruhi。井浦あいさんが製品への想いを語る

受賞時の井浦新さん、あいさん夫妻

Kruhi THE LAYER SERUM 13,200円(税込)

Kruhi THE FACE CLEANSE 5,445円(税込)
そしてSILVER賞では、株式会社Valley and Wind「Kruhi」の「THE LAYER SERUM(ザ レイヤー セラム)」と「THE FACE CLEANSE(ザ フェイス クレンズ)」が受賞しました。
壇上にはKruhiの井浦あいさんが呼び込まれ、「和歌山県のコメヌカとの出会いから、北海道のトドマツとの出会いもあり、高知県のユズは気候変動であまりにもたくさん採れてしまうということを知り、そういった農業、林業の人たちとの出会いがきっかけで、今回の商品は生まれています。
使ったら本当に明日が楽しみになる。そういった製品が必要で良い未来が広がっていけるものづくりをしていかないといけないと思っています」
THE LAYER SERUMはコメヌカやユズ、トドマツといった地域資源を活用し、環境や地域産業に配慮して開発されたサステナブルな美容液で、天然由来成分100%で構成され、高い保湿力と肌バランスを整える機能性を両立しています。
なめらかな使用感でうるおいを実感できるだけでなく、製造や容器にも環境負荷低減への配慮がなされています。
そしてもう一つSILVER賞を受賞したTHE FACE CLEANSEは、コメヌカやユズなどの地域資源を活用した、天然由来成分100%のジェルクレンザーです。
クレイが毛穴汚れやメイクをやさしく吸着し、コメ胚芽油が水分の蒸発を防ぎながらしっとりと洗い上げてくれます。
ダブル洗顔不要の2in1設計で、忙しい日常にも取り入れやすいのが特徴で、洗いすぎによる乾燥や肌のゆらぎに配慮しています。くすみを防いで明るい素肌へ導き、環境負荷の低減や地域貢献にもつながるサステナブルな製品です。
GOLD賞は白樺樹液と青森の奇跡の林檎から保成分を取り出した「アムリターラ」と「ホワイトバーチモイストウォーター」

GOLD賞を受賞した勝田小百合さん

ホワイトバーチモイストウォーター スターターセット 5555円(税込)

サステナブルコスメアワード審査員と受賞ブランドの皆さんでの集合写真
そして最後は2025年度のGOLD賞の発表となり、受賞したのは
株式会社AMRITARA 「アムリターラ 」の「ホワイトバーチモイストウォーター」です。
代表兼商品開発担当の勝田小百合(かつたさゆり)さんが呼び込まれ、登壇すると
「AMRITARAは2008年に創業したのですが、その頃はオーガニックのコスメはまだ今ほど認知度はなく、原料もなく、作ってくださる工場もないような頃だったのですが、今日このアワードで、こんなにたくさんの仲間がいるというこの状況を見て、未来が明るいなと思いました。
サステナブルコスメアワードには過去に2回出品させていただき、それぞれ受賞をさせていただきましたが、今回は初めてのGOLD賞で本当に嬉しく思います」と受賞の喜びを語りました。
ホワイトバーチモイストウォーターは北海道・美深町の白樺から採取した樹液を水で薄めず使用した、天然由来の化粧水です。
春先の限られた期間に採れる樹液には、アミノ酸やミネラル、キシリトールなどが豊富に含まれ、高い保湿力で肌に潤いとハリを与えてくれます。さらに「奇跡のリンゴ」で知られる自然栽培由来のLPSを配合し、肌環境を整え健やかな状態へ導きます。
持続可能な採取方法や地域貢献にも配慮し、詰め替え式容器で環境負荷を軽減したサステナブルな一品です。
こうしてすべての授与を終えて、
「ブランドの皆さんのものづくりへの熱い想いを受けて、消費者に伝え続けなくてはいけないと思い、2030年まであと5年ということでこの活動を加速させていかないといけないと感じました。受賞した皆さん本当におめでとうございました」
と岸さんの言葉で2025年度授賞式を終えました。
2019年に発足したサステナブルコスメアワードは作り手の意識の高さを広め、消費者意識と価値観を変え、未来のものづくりを考えるきっかけを与える存在としていえるでしょう。













