北海道ニセコ、羊蹄山の雪解け湧き水と自然の恵みをふんだんに取り入れたビューティーブランド「ICOR(イコ)」環境にも肌にも誠実なコスメづくり

アイヌ語で“宝物”を意味する北海道ニセコのビューティーブランド「ICOR(イコ)」。羊蹄山の雪解け湧き水と北海道産のアップサイクル原料にこだわった、肌にも自然にも誠実なものづくりへの想いと人気アイテムを、代表の宇津木ユミコさんに伺いました。

北海道ニセコ、羊蹄山の雪解け湧き水と自然の恵みをふんだんに取り入れたビューティーブランド「ICOR(イコ)」環境にも肌にも誠実なコスメづくり

ニセコ羊蹄山(ようていざん)の雪解け湧き水や、北海道産のアップサイクル原料で、肌と自然の未来を見つめるビューティーブランド「ICOR(イコ)」。

ブランド名は、アイヌ語で宝物という意味。かけがえのない宝物である自然や水に着目し、北海道の自然の恵みをふんだんに使ったビューティーブランドです。

今回は株式会社ICOR代表取締役でクリエイティブディレクターの宇津木ユミコさんに、お話を伺いました。

ブランド名の由来は“宝物”という意味

白い壁の前に立っている女性

― ICORはどんなブランドですか

宇津木氏:
私たちICORは、北海道のニセコ町を拠点とするビューティーブランドです。
「イコ」は、アイヌ語で宝物を意味する「イコロ」という言葉を由来にしたブランド名です。

地球や自然といった、かけがえのない宝物の美しさへの感謝はもちろん、その魅力を引き出しながら輝かせることをコンセプトとし、アップサイクル成分を積極的に取り入れるなど、サステナブルなものづくりも意識しています。

ニセコ羊蹄山の雪解け湧き水からスキンケアを作りたい、という思いから始まり2020年にリリースしました。湧き水以外の成分も、できる限り多く北海道産のものを採用しています。

羊蹄山は別名“蝦夷富士”と呼ばれていて、観光客の方からも人気が高いニセコのシンボルです。山に積もった雪は岩盤によりろ過されながらミネラル分を含み、まろやかな肌に優しい超軟水となります。この雪解け湧き水を使って、ICORの商品は作られています。

もうひとつ、肌質や性別や年齢を問わない、誰でも使えるエイジレスでジェンダーニュートラルなプロダクトというのもブランドの特徴です。ニセコという土地柄、国内はもちろん、海外からの旅行客も多く、ご家族、恋人、友人同士でシェアできるよう意識したアイテムを取り揃えています。

北海道ニセコから届ける、未来へ続く美しさ


オイルインミスト 3,740円(税込)
屋内, 人, 暗い, 持つ が含まれている画像
2026年4月にリニューアルしたスプレーは、粒子が細かく、乾燥が気になる日中の保湿におすすめです。


MELONオイルインミスト 3,740円(税込)

― ICORの定番的なアイテムをご紹介いただけますか?

宇津木氏:
ICORでは、北海道産のアップサイクル原料を積極的に採用しています。定番商品にも、サステナブルな成分が採用されていて、ブランドを通して環境への誠実さを伝えていきたいと考えています。

まずは、発売から不動の人気No1アイテムオイルインミストをご紹介します。
オイル層と美容液層の2層式保湿ミストは、しっかり振って、乳化させた状態でスプレーします。

さらっとしたテクスチャーで、日中も朝晩のスキンケアでも使いやすく、オイルと美容液を一度に肌へのせることができるため、しっかり保湿が長持ちすることがポイントです。オールインワンのスキンケアとしてもお使いいただけます。

フェイスまわりだけではなく、髪やボディなど全身に使っていただけることも特徴です。
日中のメイク直し、髪の保湿やネイル&ハンドケアなど、さまざまなシーンで気軽に保湿できる、便利な使用感が魅力です。

配合している成分のひとつ、北海道近海産の鮭由来の「サクシノイルアテロコラーゲン」は、加水分解コラーゲンの13倍の保水力と言われる、純度の高い高分子コラーゲンで、みずみずしい潤いを与えて肌のハリと保水性を高めてくれます。

また、食品加工品製造で廃棄される鮭の残渣をアップサイクルした、サステナブルな成分です。

他にも、北海道産「コメヌカ油」も配合されています。コメヌカ油はビタミンE(トコフェロール)やオリザノールを豊富に含み、水分蒸発を抑え、潤いを閉じ込めてくれます。さらに、乾燥による肌荒れを防ぎ、肌をやわらかく整えてくれます。

もうひとつ注目してほしい配合成分は、「発酵シコン(サッカロミセス/ムラサキ根油発酵液)」です。これは和漢植物の紫根を酵母菌で発酵させたもので、日本人女性化学者が発見したシコニンを含んでいます。肌のゆらぎなど、さまざまな肌悩みにアプローチし、肌を清潔に保ち、肌荒れを防いでくれます。

香りは、ベルガモット、オレンジスイート、ラベンダー、サイプレス、フェンネル、ユーカリ、ローズマリーなどがバランス良く配合され、柑橘のさわやかな甘さと、すっきりとしたハーブ感があり、つけた瞬間にふわっと香って、一日中いつでも気分をリセットさせてくれるアロマです。

同じオイルインミストのシリーズとして、北海道産のメロンの種子油を使った「MELONオイルインミストという商品もございます。

こちらも食品加工の段階で、通常は捨てられてしまうメロンの種をアップサイクルしたサステナブルなメロン種子油を採用しています。

メロン種子油」は比較的珍しい成分で、肌の変化にアプローチするリノール酸を約70%含有しています。リノール酸は体内で作ることができない不飽和脂肪酸のひとつで、含有量が多いと言われる アルガン、ザクロ、マルラ、ウチワサボテン等のオイルを上回るパーセンテージです。メロン種子油が、肌をやわらかく整えて、ハリのある日々へと導いてくれます。

香りは、フルーツの女王メロンのラグジュアリーな香りをイメージし、柑橘系やラベンダー等の6種類の精油 をブレンドして作られています。他のスキンケアやフレグランスを重ねても気にならない、大人フルーティーなアロマです。

羊蹄山の雪と雲をイメージしたものづくり


モイスチャーバブルバス YOTEI SNOW 660円(税込)

カウンターに置かれた本
モイスチャーバブルバス YOTEI CLOUD 660 円(税込)

― 定番のアイテムを見せていただいたところで、これからの季節におすすめの新商品をご紹介いただけますか?

宇津木氏:
夏が近づき、湯船に浸かる機会が減ってしまうこの時期は、バスタイムを優雅に楽しみながらリフレッシュできる泡の入浴料がおすすめです。羊蹄山のふわふわの雪と雲をイメージしてYOTEI SNOWYOTEI CLOUDという2つの商品をご紹介します。

ICORのバブルバスは、やさしくふんわりとした天然の泡が特徴です。肌をこすらずに、ゆっくり泡の湯に浸かることで、柔らかくなった肌の皮脂汚れや角質をやさしく洗い流してくれます。

2つの商品に共通する成分の、北海道の道花でもあるバラ科の植物「ハマナス」からとれる「ハマナス花エキス」は、ビタミンCやポリフェノールが含まれ、肌にツヤを与えます。

「米セラミド(グルコシルセラミド)」は、米ヌカや米胚芽から抽出し、精製された美容成分で潤いと同時にハリツヤをかなえてくれます。

さらに、アミノ酸、糖類、ビタミンなど多くの肌ケア成分を含む、ニセコ羊蹄山雪どけ湧水から造られた「純米酒(コメ発酵液)」が、うるおいを肌に届けてくれます。

香りは2種類それぞれ異なり、YOTEI SNOW贅沢でとろけるようなハーバルスウィートなフレグランスで、心を鎮めてくれるような香りが、緊張をときほぐし穏やかな気持ちに整えます。

YOTEI CLOUDには「ミント(セイヨウハッカ油)」「メントール」の爽やかな香りが、気分をリセットさせてくれます。ほのかな甘みを持つカモミールが重なり、まるで北海道の広い大地で深呼吸をしているかのような、凛とした透明感のあるアロマです。

自然と調和したニセコのSHOP

草の上に置かれたガーデン

写真手前が菜園、写真奥が店舗
ICOR NISEKO
048-1541 北海道虻田郡ニセコ町羊蹄99-3  TEL: 0136-55-546
森の中にあるプール
地形に合わせ湾曲した建築

― ニセコにある旗艦店についてお話をおきかせいただけますか?

宇津木氏:
ICOR NISEKO」は2021年にオープンしました。ICORのビューティーケアアイテムの販売はもちろん、美容を意識した軽食やドリンクを提供するカフェを併設し、ニセコの自然を感じながら、ICORの世界観を堪能できる施設です。

店の前庭には大きな菜園があり、スタッフ皆で土づくりから植物の栽培・管理まで、「パーマカルチャー」(人と自然が共に豊かになる持続可能な社会や暮らしを築くためのデザイン手法)の考えを用い、ニセコの自然と調和したランドスケープづくりを目指しています。

敷地内の資源や、ニセコ地域の籾殻や堆肥など、できる限り循環を意識した菜園のアップデートに取り組んでいます。
そうして作った菜園では、店舗に併設しているカフェで使う野菜を作り、今後は化粧品に原料となる植物を育てていく計画もあります。

店舗は上から見るとS字型のような長細いデザインで、これは元々の地形に沿った設計です。小川のせせらぎが聞こえるテラスもあり、自然を感じて頂ける建築です。

店内では、軽食やドリンクが楽しめるメニューも提供しています。ニセコならではの素材を使ったサンドイッチや、ビューティーブランドのこだわりを発揮したスイーツ、ドリンクなど、北海道の魅力と美容を取り入れたメニューです。ベンチに腰かけて自然とともに楽しむことができます。ニセコにお越しの際にはぜひお立ち寄りください。

― 本日は貴重なお話しありがとうございました。

今回はブランドの世界観やこだわりの商品などをご紹介いただきました。
北海道自然が育んだICORのホリスティックビューティーなアイテムで肌・身体・心を整えてみてはいかがでしょうか。

著者プロフィール

伊藤孝法

伊藤孝法

ファッションライターを中心にビューティーやライフスタイルについても執筆を行う。WWDファッショニスタ100人がリコメンド!に参加。北海道でFM番組もやってます。