春になると片頭痛の頻度が増える、そんな経験はありませんか?
春は片頭痛の引き金が重なる季節。多忙な日々の中で、つい我慢してしまいがちですが、小さな工夫でQOLを上げる方法があります。
今回は、片頭痛に長年悩まされた40代ライター瀬木けいなが、実際に使って手放せなくなった5つのお助けグッズをご紹介します。
※本記事で紹介している商品は、すべて筆者が実際に購入し使用している私物です。販売元へのお問い合わせはご遠慮ください。
※商品の使用感には個人差があります。片頭痛の症状が重い場合や続く場合は、医療機関へご相談ください。
なぜ春は片頭痛が起こりやすいの?

もうすぐ待ちに待った春。心地よいはずの季節に、なぜ片頭痛が増えるのでしょうか。
それには春特有の理由があります。
激しい寒暖差や気圧の変化、花粉の飛散、そして人事異動や新年度の精神的ストレスなど、さまざまな要素が重なり合う時期だからです。
気象の激しい変化に加え、環境の変化による心理的負荷がかかると、ホルモンや自律神経のバランスが乱れやすくなり、頭痛を誘発する一因となってしまうのです。
片頭痛は男性より女性の方が有病率が高く、特にNOWH世代は片頭痛の自覚症状があっても受診に至っていないケースが多いという報告もあります。
実際、私も30代から片頭痛に悩まされていたものの「頭痛くらいで病院なんて」と受診を長い期間ためらっていた一人です。
その後、服薬治療をしながら、自分に合ったリラックス方法を探すうちに、今回ご紹介する5つのアイテムにたどり着きました。
「自分のことはつい後回しになる」という人こそ、グッズを味方に慌ただしい季節を乗り切っていきましょう。
春の片頭痛対策グッズ5選
片頭痛を悪化させると言われる、光と音の刺激、体の冷え、疲労。
これらを上手くコントロールして、リラックスできる時間を積極的に増やしましょう。
①レンズで目を守れ! JINS「調光SCREEN」

過度な光刺激が片頭痛を悪化させる
光刺激には太陽光だけでなく、デジタルデバイスからのブルーライトも含まれます。
パソコンやスマホから発せられるブルーライトは、目の奥まで届く強いエネルギーを持つ光です。長時間浴び続けると、目の疲れだけでなく、脳への刺激となって片頭痛を誘発することがあります。
特に片頭痛持ちの方は「光過敏」を伴うケースが多く、明るい画面を見続けることで症状が悪化しやすいのです。私はテレビ画面の光もしんどいと感じることがあります。
デスクワークが中心の30代・40代の女性は、一日の大半をデジタルデバイスと向き合って過ごしています。皆さんの想像以上に目と脳に負担をかけているかもしれません。
調光レンズで刺激を軽減
光刺激を和らげるべく、私はJINSで購入したメガネを「調光SCREEN」というレンズにしています。
これは、ブルーライトカットメガネとサングラス、1本で2つの機能を持ち合わせたタイプ。
室内では透明感のあるごく薄い色味で見た目が気にならず、屋外では紫外線量でカラー濃度が変化し、まぶしさを軽減してくれます。
通勤時だけでなく、仕事中も目に優しい生活が送れる優れものです。

私はブラウンに変色するレンズを選んでいます。冬の太陽光を30秒ほど浴びてから撮影した上の写真を見ると、少し変色しているのが分かるでしょうか。
他のブランドでも、さまざまな機能性レンズが展開されています。紫外線だけでなく目に見える光もカットしてくれるタイプ、路面やガラスなどの反射光をカットしてギラつきを抑えてくれるタイプ、まぶしさの原因となる黄色い光をカットしてくれるタイプなど。
ファッションアイテムの1つとして持っていて損はないメガネ。気になる方はライフスタイルに合わせて、ぜひレンズの交換も検討してみてくださいね。
②中村忠三郎商店「シルクマルチウォーマー」

手首を温めて血流改善
「頭が痛いのに、なぜ手首?」と不思議に思うかもしれません。実は、手首には太い血管が皮膚の近くを通っているため、温めることで全身の血流を効率的に改善できるのです。
春のオフィスは意外と冷えるもの。冷えは血管を収縮させ、頭痛を引き起こしやすくします。デスクワーク中に手首がひんやりしていると感じたら、ハンドウォーマーで温めるのが良策です。
シルク特有の心地よい温かさ
私のイチオシは**京都西陣に店舗を構える中村忠三郎商店の「シルクマルチウォーマー」**です。
素材は内側シルク100%、外側コットン100%。保湿性、吸湿性、放湿性に優れたシルクと、コットンの柔らかさ・丈夫さ、それぞれの良さを活かした特殊な二重編み構造とのこと。
空調の効いたオフィスでは、このシルク素材が大活躍! **肌寒い日も暑い日も、適度なぬくもりを保ってくれます。**また、ハンドクリームを塗ってから着用しておけば、手元ケアも叶い一石二鳥。汚れが気になったら洗濯できるので、気にせず着用できます。
私が愛用しているのは、写真の通り親指を入れる穴のないタイプ。
仕事や家事の途中で手を洗う際、サッと上にまくればOK。いちいち着脱する必要のないところも便利です。
③雑音ストレスから解放! ソニック「集中耳栓」

騒音ストレスは片頭痛の引き金に
オフィスの雑音、人の話し声、キーボードのタイピング音、コピー機の動作音。脳は常にこれらの情報を処理し続けています。この状態が続くと脳が疲弊し、ストレスが蓄積。自律神経が乱れて血管の調整がうまくいかなくなり、片頭痛を引き起こしてしまうといわれています。
**片頭痛持ちの方は音に敏感で、健康な人なら気にならない程度の雑音でも不快に感じることがあります。**新年度で周囲が忙しくなる春は、特に騒音ストレスに注意が必要です。
「集中耳栓」で作る私だけの静寂時間
以前はノイズキャンセリングヘッドホンを愛用していましたが、最近はもっぱら**ソニック「集中耳栓」**に頼りっぱなしです。**持ち運びのしやすさに加え、長時間使用しても違和感のない柔らかさ・軽さ、程よく雑音をカットしてくれる点がお気に入り。**3サイズのイヤーピースが付属しています。
カフェで店内音楽や人の話し声まで完全にカットしたいならノイズキャンセリングイヤホンに勝るものはないと思いますが、「雑音を程よく軽減する」目的ならこの耳栓が力を発揮してくれるはず。
通勤中に電車内の雑音を少しカットしたい時、自宅作業中に洗濯機や食洗器の音が気になる時にもオススメです。
④リラックス時間を格上げ! 小林製薬「ナイトミン 耳ほぐタイム」

耳を温めて片頭痛予防
耳周りに自律神経を整えるツボがたくさん集まっているのはご存じでしょうか? 耳をじんわり温めることで副交感神経が優位になり、体がリラックスモードに。緊張がほぐれると血管の状態が安定し、片頭痛が起こりにくくなるのです。
耳から緊張を解きほぐす
耳の温活グッズを色々試した結果、私は**小林製薬「ナイトミン 耳ほぐタイム」**を一番使っています。一時期、店頭から姿を消すほどの人気商品だったので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

耳ほぐタイムは、2サイズのイヤーピースが付属している耳栓タイプの温めグッズ。耳栓タイプなので、ヘアスタイルを気にせず使用できます。紫色のプラスチック製トレーに発熱体をセットし、耳にはめ込むと温かさがじんわりと伝わってきます。
これを着けると、家事をしていてもゆったりした気分になるから驚き。先日、耳ほぐタイムを着用しながらソファで横になっていたら、いつの間にかぐっすり眠っていました。
普段、なかなか温めることのない耳。「耳の温活グッズ」未体験の方は、ぜひ一度試してみてくださいね。
⑤最新の睡眠科学に期待! 西川「エアーリカバリー」

片頭痛予防には「質の高い睡眠」が不可欠
**睡眠不足や浅い眠りが続くと、脳は十分に休息できず、神経が過敏な状態に。**これが片頭痛を引き起こす大きな原因のひとつです。
睡眠中は脳内の老廃物が排出され、自律神経のバランスを整える大切な回復時間。特にNOWH代は、仕事や家事、育児で睡眠時間が短くなりがちです。
十分に身体が回復できない状態は、片頭痛を起こしやすくします。まず「しっかり休む」ことが片頭痛予防の基本です。
リカバリーウェアで疲労回復をサポート
「眠りが浅い」「起床時に疲労感が残っている」、そんなお悩みにはリカバリーウェアがおすすめ。
リカバリーウェアとは、特殊な繊維素材から放出される遠赤外線の効果で血行促進が期待できるという衣類で、最近はパジャマタイプやインナータイプ、スポーツ後のリカバリー用など種類も豊富です。睡眠中に筋肉の緊張をほぐし、深い眠りへと導いてくれるNOWH世代の強い味方なのです。
3年前から複数社のリカバリーウェアを愛用する私の最近のお気に入りは、西川のスリープテックウェア「エアーリカバリー」。寝具メーカーとして有名な西川が展開する、一般医療機器のテクノロジーで「休養の質」向上をサポートする商品です。

写真のように**手首部分が長めのデザインは、最新の睡眠科学を取り入れた商品を展開する西川ならでは。**就寝時に着用すれば、手の甲まで冷えを回避できます。袖を内側に折り込むこともできるので、リラックス時のインナーとして着用してもOK。
この手首長めのデザインが本当に心地よく、布団から手が出ていてもよく眠れるようになりました。
機能性、デザイン、価格。何を優先するかはあなた次第。最新技術の力を借りて、深い眠りを手に入れましょう。
セルフケアでカバーできない痛みは病院へ
今回ご紹介したグッズは、日常の中で片頭痛と上手に付き合うためのサポートアイテムです。もし、痛みがひどくて仕事や家事に支障が出る、市販の鎮痛薬を週に何度も飲んでいる、吐き気やめまいを伴うといった症状がある場合は、我慢せず医療機関を受診しましょう。
片頭痛は「ただの頭痛」ではなく、適切な治療で改善できる疾患です。私も長年悩んでいましたが、頭痛外来でライフスタイルに合った予防薬を処方してもらい、とても楽になったことがありました。
セルフケアで日々を快適にしながら、必要なときは専門家を頼る。
この両輪で、片頭痛とより良く付き合っていきましょう。
まとめ:小さな工夫で自分を労わって
新年度のスタート、新しい職場環境への適応、子どもの新学期準備など、NOWH世代の私たちは沢山の役割を同時にこなしています。「ちゃんとしなきゃ」「周りに迷惑をかけられない」、そんな思いで知らず知らずのうちに頑張りすぎていることも。
片頭痛は、体が発する「もう少しペースを落として」というサイン。
今回ご紹介したグッズが、皆さんの毎日を快適にする手助けになれば嬉しいです。ぜひ**「自分を少し楽にする」ためのアイテムを見つけてみて**ください。
変化の多い春だからこそ、自分を優しく労わりましょう。
参考文献
※いわた脳神経外科クリニック
https://cliniciwata.com/2025/02/26/6097/
※オムロン|女性に多い「片頭痛」。適切な治療で改善しよう
https://www.healthcare.omron.co.jp/cardiovascular-health/stroke/column/treating-migraines-in-women.html
※メディリードラボ|【片頭痛自主調査 第1回】片頭痛患者さんの実態について
https://www.medi-l.com/blog/medileadlabo-article/n0084
紹介グッズ参考URL
※JINS|調光SCREEN
https://www.jins.com/jp/lens/colorcontrol/
※中村忠三郎商店|シルクマルチウォーマー
https://www.nakachuu.shop/?pid=149543184
※ソニック|集中耳栓 シリコンタイプ ケース付
https://www.sonic-s.co.jp/product/sp-8872
※小林製薬|ナイトミン 耳ほぐタイム
https://www.kobayashi.co.jp/seihin/nm_mht/
※nishikawa|[エアーリカバリー]スリープテックウェア レディーストップス
https://shop.nishikawa1566.com/shop/g/gPS14132065791/