100均だけで完成!賃貸でもできる原状回復OKのお部屋DIY20選

賃貸で壁を傷つけない貼ってはがせる&載せて外せる100均DIY20選。所要30〜90分・予算500〜2,000円でできる実例と写真つきの失敗しないコツを掲載。すぐ真似できるアイデア満載で模様替えに最適。

100均だけで完成!賃貸でもできる原状回復OKのお部屋DIY20選

はじめに:賃貸でも安心、100均DIYの基本

日本の住まいはおよそ4割が賃貸という住宅・土地統計調査の事実は、私たちのインテリア選びに静かな前提を与えます。[1] 壁に穴は開けたくない、でも雰囲気は変えたい。さらに総務省の消費者物価指数では近年の上昇が続き[2]、買い替えより“手を加える”選択が現実的になりました。編集部が市場動向とSNS上の事例を横断して見ると、100円ショップの素材で仕立てる小さなDIYが、気分転換と片づけ、そして節約を一度に叶える実用解として支持を集めています。専門用語を避けて言うなら、道具少なめ・短時間・原状回復の3点を押さえれば、インテリアは“やり直せる遊び”になります。今日は、賃貸でも試しやすい100均のDIYインテリアを20個、実際の暮らしに落とし込める範囲でまとめました。

まず確認したいのは、原状回復を前提にした“貼ってはがせる・載せて外せる”アプローチです。[3] マスキングテープと弱粘着の両面テープを重ねる方法、養生テープを下地にしてからリメイクシートを貼る方法、石こうボード用のピンや「はがせるフック」の活用などは、壁を守りつつインテリアを更新する王道のやり方です。耐荷重の表記を必ずチェックし、想定重量の半分を目安に計画すると失敗が減ります。凹凸の強い壁や浴室のように湿気が多い場所は粘着力が落ちやすいため、置き型や突っ張り棒で“面”を作ってから吊るすと安定します。

色と素材の選び方もインテリアの完成度を左右します。色はベース・メイン・アクセントの三層で考えるとまとまりやすく、部屋の大きな面(床や壁、カーテン)に合わせて、100均の小物は“同系色のトーン違い”で寄せると雑多になりません。素材は木目・金属・布の三つを意識して、同じ質感を繰り返すと視線が整います。光も重要で、直接照明だけでなく間接照明を一つ足すだけで影が柔らかくなり、手作りの質感が“味”として映えます。小さく試して気に入ったら範囲を広げる。そんなステップで、インテリアは安心して遊べます。

部屋別に試せる、100均DIYインテリア20選

木目リメイクシートでテレビボードに統一感。買い替えずに雰囲気を変えたいとき、木目や石目のリメイクシートを扉や側面に貼るだけで、部屋のベースカラーと馴染む落ち着きを作れます。養生テープを下敷きにしてから貼れば、はがしてもベタつきにくく、角はドライヤーの温風で少し温めると曲面になじみます。

アイアンバーで“見せる”キッチン収納。コンロから十分に離れた壁に、はがせるフックと短いアイアンバーを組み合わせると、鍋つかみや計量スプーンが取り出しやすく整います。バーを水平にすると実用的、斜めに一本入れると動きが出てインテリアのアクセントに。火気と蒸気は避け、安全第一で配置します。

ワイヤーネットの壁面ラック。軽いメモや文具を集約したいワークスペースでは、ワイヤーネットを二枚ジョイントしてA4サイズを収める“浅い棚”を作ると便利です。固定はコマンドタブのようなはがせる粘着とフックで四点支持に。白ネットなら清潔感、黒なら引き締まり、木のクリップを足せば温かみが出ます。

すのこでスリムシェルフ。100均のすのこを二枚立て、同じ幅の木板を棚板にすると、洗面所や玄関の隙間に入る細身のラックが完成します。接合は木工用ボンドを基本に、下段だけL字金具で補強すると安心。仕上げにワトコ風のオイルや水性ステインを軽く塗ると既製品のように見えます。

フォトフレームでトレー。A4のフレームからガラスを外し、台紙に好みの布や紙を入れて、両側に取っ手金具を付ければカフェ風トレーに。朝のコーヒーセットをまとめ置きすれば、生活感が“しつらえ”に変わり、インテリアの一角が整います。滑り止めシートを裏面に貼ると実用性が上がります。

コルクボードのアクセサリーディスプレイ。ピンで絡まりやすいネックレスを一列に。フレームを黒に塗るとモダン、真鍮風のピンに替えるとクラシック。下部に小さなトレイを両面テープで添えると、イヤーカフや指輪の定位置ができ、朝の身支度が一歩スマートになります。

ガラスボトル+LEDで間接照明。電池式のワイヤーライトをガラス瓶に入れるだけで、夜のリビングに柔らかな光が生まれます。琥珀色のボトルなら温かく、クリアならシャープ。棚奥に置くと奥行きが出て、インテリア全体の立体感が増します。就寝前のリラックスにも好相性です。[5]

麻紐のプラントハンガー。結び方はシンプルな四つ組みから。小さな鉢やフェイクグリーンを吊るすだけで視線が上に抜け、床に物を増やさずに装飾できます。天井からは吊らず、カーテンレールのサイドや突っ張り棒に掛ければ賃貸でも安心。グリーンが一点入るだけで空間の湿度が上がる感覚が心地よいはずです。

突っ張り棒のカフェカーテン。キッチンのオープン棚や洗濯機上に布を一枚通し、生活感のあるものをやわらかく目隠し。布は部屋のメインカラーに寄せて選ぶと、インテリアの統一感が高まります。薄手なら光を通し、厚手なら隠す力が上がります。季節で布を掛け替える楽しみも生まれます。

A4ファイルボックスで配線を“隠す”。ごちゃつきやすいタップは、背面に穴を開けたファイルボックスに入れて置き場所を固定。熱がこもらないよう上部は空け、底に耐震ジェルを敷くと安定します。外から見えるのは白かグレーの面だけになり、即席のミニサイドテーブルとしても働いてくれます。

木箱を重ねたスツール。同サイズの木箱を二段重ね、天面にクッションシートを貼ると“腰掛け兼収納”が完成。さらに底面にフェルトを貼れば床を傷つけず移動も軽やか。読みかけの本やブランケットを入れておくと、生活の動線がスムーズになります。

ランチョンマットでファブリックパネル。軽い木板に布製マットを貼るだけで、壁面にテクスチャーが生まれます。幾何学柄でモダン、リネンでナチュラル。二枚を少し離して並べると視線のリズムが整い、小さなアートのようにインテリアを引き締めます。

カゴ+キャスターでミニワゴン。ワイヤーバスケットの底に板を合わせ、四隅に小さなキャスターを取り付ければ、掃除道具や子どもの本を運べる移動ワゴンに。取っ手になる革タグやロープを添えると持ちやすく、出しっぱなしでも“見せられる”収納になります。

珪藻土コースターでアロマストーン。精油を一滴垂らすだけで、玄関やトイレに控えめな香りのアクセント。皿やトレーに乗せて埃を避ければ長く使えます。見た目はミニマル、手入れは簡単。香りの色も部屋の色に合わせるとインテリアの統一感が出ます。

マグネットシートで冷蔵庫横コマンドセンター。週間献立や買い物メモ、給食表など“紙類のハブ”を一か所に。ホワイトボードシートを重ねれば書いて消せる小さな司令塔が完成します。余計なマグネットを減らすと冷蔵庫がすっきり見え、キッチンのインテリアが急に整います。

クリアケースで引き出しを仕切る。高さと幅を測ってから、浅めのケースを組み合わせるだけで、メイクや文房具の定位置が生まれます。フチにラベルシールを添えると家族も戻しやすく、散らかりにくい状態が維持できます。透明ゆえの“軽さ”が、見た目にも清潔感を与えます。

黒板シートでウェルカムボード。玄関の壁面やドアに貼れば、メッセージやToDoを可視化。白墨の手描きは不思議と温かく、季節の挨拶を書き換えるだけで模様替えのような効果が生まれます。はがせるタイプを選べば賃貸でも安心です。

トイレ上の棚を“静かな展示”に。浅いトレーにポプリと小瓶、フェイクグリーンをひとまとめ。清潔が大前提の空間では、余白を残したディスプレイが上品に映えます。色を二色までに抑えると視線が落ち着き、インテリアの統一感が増します。

ケーブルクリップで壁沿いレール。テレビ裏やデスク下の配線は、粘着クリップを連ねて“線の道”を作ると急に整います。最後はファブリックテープで壁色に寄せれば存在感が薄まり、視界のノイズが減ります。小さな工夫でも暮らしの質は確かに変わります。

ドアフック+布バッグでランドリーステーション。洗面室のドアに引っ掛けるフックと厚手のバッグを合わせ、洗濯前の一時置きを作ります。床から離せば掃除も楽に。ナチュラル素材のバッグを選べば、洗面のインテリアにもすっと馴染みます。

ここまでの20アイデアは、すべて100均の素材を中心に組める範囲で設計しています。実際の費用はアイテム数によって上下しますが、ひとつあたり500〜2,000円の帯に収まり、時間は30〜90分が目安です。大がかりな工具は不要で、ハサミ、カッター、ドライバー、メジャーがあれば十分。まずは一つ、部屋の“気になる角”から手を入れてみるのがおすすめです。

失敗しない進め方と、インテリアの見栄えを底上げするコツ

成功の分かれ目は、測る・試す・整えるの三拍子です。面に貼る前に裏紙で当ててサイズ感を確認し、目立たない場所で粘着の相性をテストします。貼る作業は一人より二人の方がズレや空気が入りにくく、ゆっくりスキージやカードで中心から外へ空気を逃がすと仕上がりが滑らかです。曲面や角はドライヤーの温風で“柔らかくしてから形を作る”。この小技だけで完成度が一段上がります。

見栄えを底上げするなら、光と高さを整えます。高さは“低・中・高”の三段を意識して、棚の上に低いトレー、中くらいの本、少し背の高いグリーンを置けば、立体感のあるインテリアに。光は間接照明を一つ足し、夕方以降の色温度を少し暖かくすると手作りの面がしっとり見えます。色の合わせ方に迷ったら、床や建具に寄せたニュートラル(白・グレー・木目)をベースに、季節の色を小物で添えるだけで十分。春は淡いグリーン、秋はテラコッタなど、色数を絞るほど洗練されて見えます。

時間のやりくりも大切です。作業は“切る日・貼る日・整える日”と分けると疲れにくく、リビングの一角が工房化せずに済みます。片づけと同時進行にするなら、ひとつ新しく作るたびに、同じカテゴリーの古いものを一つ手放すルールを設けるのが効果的です。捨てずに活かす発想としては、余ったリメイクシートで配線タップや小物のラベルを統一し、端材は引き出しのキズ隠しに回すと無駄が出ません。暮らしの質と環境への配慮が自然に両立します。

予算と時間の見立て、賢い買い方

当日のイメージ購入は失敗のもと。メジャーで実寸をメモしてから、買う候補を“二択まで”に絞り、店頭では質感を触って確認します。リメイクシートは同じ柄でもロットで色がわずかに異なることがあるため、必要枚数を同日に揃えると色ブレを避けられます。粘着系は予備を一つ足しておくと気持ちに余裕が生まれ、結果的にきれいに仕上がります。費用の目安は、壁面を除けば1,000円前後で一案が形になる感覚です。

安全面と原状回復のチェックポイント

賃貸では、ビス止めや強力接着は避け、はがせる前提で構成しましょう。フックの耐荷重は“使う重量の半分まで”を目安にし、火気・蒸気・直射日光は避けます。浴室や窓際など温度湿度の変化が大きい場所では、置き型や突っ張り方式を優先。退去時に備え、壁紙の端材や小さな目立たない場所でテストし、跡が残らないか確認してから範囲を広げると安心です。[4]

続ける仕組み:飽きたら替えられるインテリアへ

DIYの醍醐味は“変えられる自由”にあります。季節の布をファブリックパネルとして入れ替えたり、トレーの中身を更新したり、リメイクシートをポイント使いから面使いへと段階的に広げたり。飽きや生活の変化は当然のこととして、入れ替え前提の設計にしておくと、模様替えは負担ではなく楽しみに変わります。写真に撮って記録を残すと客観視でき、次の配色のヒントも得られます。

片づけや動線の見直しとセットにすると、効果はさらに大きくなります。例えば引き出しの仕切りを作るときは、中身を一度すべて出し、不要を見極めてから“定位置化”。配線を隠したら、電源の抜き差しをしやすい位置へ移す。小さな手入れを連鎖させると、インテリアは見た目だけでなく暮らし方までスムーズに整います。関連する考え方は、手放し方の基本をまとめた片づけ記事や、家事負担を軽くする時短掃除のコツとも好相性です。グリーンを足したくなったら観葉植物の始め方、夜の雰囲気作りは照明の基礎も参考になります。

まとめ:30分の小さな成功から始めよう

完璧を目指すほど、手は止まりがちです。だからこそ、今日は引き出しの仕切りだけ、週末はフォトフレームのトレーだけ、と“小さな一歩”に切り分けてみませんか。ひとつ形になると、部屋の空気がわずかに軽くなり、心の余白も広がります。インテリアは自己紹介ではなく、日々を支える相棒。気分や生活が変われば、また作り替えればいい。やり直せる前提のDIYは、忙しい私たちの味方です。

次にどのコーナーを変えたいですか。気になる角を思い浮かべて、20のうちから今の気分に合うものを二つだけ選んでみてください。必要な道具をメモしたら、あとは帰り道に100均へ。今日の30分が、明日の暮らしをやさしく更新してくれます。

参考文献

  1. 大東建託 住まいの情報ナビ「住宅・土地統計調査による持ち家・賃貸の割合」(コラム)
  2. 総務省統計局「消費者物価指数(年平均)2020年=100」速報
  3. MAKIT(マキテック)「賃貸DIYにおすすめ!貼ってはがせる壁紙『ハガセルーノ』の詳しい貼り方」
  4. CHINTAIニュース「賃貸で壁紙は貼り替えできる?部屋の雰囲気を変える方法」
  5. つばさ総研「やわらかな光で心地よい空間に。間接照明のすすめ」(ブログ)

著者プロフィール

編集部

NOWH編集部。ゆらぎ世代の女性たちに向けて、日々の生活に役立つ情報やトレンドを発信しています。