うれしいことが世界でいちばん多いお店”「uka(ウカ)」のルーツとサロンとストア

厚木の理容室から始まったukaは、世代を超えて革新的なトータルビューティーサロンへと進化。アメリカでのインスピレーションをもとに、美容の枠を超えた新しいサービスを提供する

うれしいことが世界でいちばん多いお店”「uka(ウカ)」のルーツとサロンとストア

うれしいことが世界でいちばん多いお店”「uka(ウカ)」のルーツとサロンとストア

トータルビューティーブランドとしてロングセラーの「uka nail oil(ウカ ネイルオイル)」“ケンザン”の愛称で人気の「uka scalp brush kenzan(ウカ スカルプブラシ ケンザン)」など数々のヒット商品を持つ「uka(ウカ)」。

ブランドのルーツや、アイテムのこと、その使い方などukaの人気の秘密を、PR マネージャーの小林麻衣さんとPRの石山未帆さんにお話を伺ってきました。

厚木の理容室から、トータルビューティーサロンへ

― ukaがはじまったきっかけを教えてください

小林氏:ukaのルーツからお話しさせていただくと1946年、神奈川県厚木市に『理容むこうはら』という理容室をuka代表の渡邉季穂の祖父が創業させたところがはじまりです。

そこから渡邉の父である向原一義が継ぎ、『エクセル』という屋号で1978年にサロンを東京都港区六本木にオープンさせました。トータルビューティーサロンとしてサービスをはじめたのは、1997年にオープンさせた『エクセル青山店』からとなります。

理容むこうはらは、先代の向原一義の父が開いたお店で、それを引き継いだ先代は、美容室は女性、理容室は男性という、その時代の垣根をなくしたパイオニア的な存在でした。

その娘が現代表の渡邉季穂になるのですが、先代の知人のアメリカのサロンに一緒に行きました。当時アメリカではトータルビューティーというものが既にあって、忙しい人のためにヘアケアも、ネイルケアも、ボディケアもすべてひとつのサロンですませられるというかたちに感銘を受けたそうです。

こうして日本でもトータルビューティーサロンをはじめたという経緯があります。

東京ミッドタウンが開業するのですが、そのときからエクセルがテナントとして入っていまして、2009年に屋号をuka(ウカ)として新たにスタートを切りました。

朝7:15から就寝前24:45、そしてbasicまで、香る5本のネイルオイル

uka 東京ミッドタウン 六本木

― ブランドを代表するアイテム「uka nail oil(ウカ ネイルオイル)」はどのように誕生したのでしょうか?

石山氏:“忙しくてめんどくさがりでよくばりな大人へ”というのがブランド全体としてのコンセプトとしてあるのですが、この『uka nail oil(ウカ ネイルオイル)』もこのコンセプトをもとに、手軽にケアができるものとしてつくられたものになります。

ukaがはじまった当時は今ほどネイルケアが手軽なものではなく、ネイルオイルもマニキュアの瓶に入っているようなものが主流で、バッグの中でオイルが漏れてしまうようなこともあったそうです。

このネイルオイルはそのプロダクトの部分から着手しました。小さいバッグで出掛けても入るようなサイズや、オイルが漏れづらい形状にはこだわりました。

そしてお客様から『つけるタイミングを忘れてしまう』という声を聞いていたので、つける時間を決めようということで、商品名が時間表示になったんです

uka nail oil 7:15 3,630円(税込)
uka nail oil 13:00 3,630円(税込)
uka nail oil 18:30 3,960円(税込)
uka nail oil 24:45 3,960円(税込)
uka nail oil basic 3,410円(税込)
uka nail oil closet (5本セット) 17,050円(税込)

5つ香りの個性を深掘り

― 時間別に付けられた5つの香りについて詳しく教えてください。

石山氏:このシリーズは一つひとつにストーリーがありまして、それを紹介しながらご説明させていただきます。

『uka nail oil 7:15』はヒノキやゆずなどの朝の香りで、毎朝7時に目覚ましをかけて15分寝坊してしまったときに、気持ちを落ち着かせて支度ができるようにという意味がこめられています。

『uka nail oil 13:00』はランチタイムのあとや会議のあと、眠たくなったときにレモンやミントの香りで目を覚まし、気持ちを切り替えられるようにとつくられました。

『uka nail oil 18:30』は仕事おわり、19:00から食事やデートなど予定があるとき、仕事で疲れた気持ちをグッと引き上げてくれるような、ローズやジャスミン、ゼラニウムの香りになっています。

『uka nail oil 24:45』は夜更かししてしまった夜にぐっすり眠れるようにと、ラベンダーとバニラの香りになっています。

定番的で一番人気なのは『24:45』ですね、たとえば『ギフトで、なにか1本選びたい』というときはこれを選ばれる方が多いですね。

そして『uka nail oil basic』は精油の香りではなく、ほんのりバニラの香りが感じられるほどになっています。

この5種類に加えて毎年1つ、直営店限定アイテムがリリースされて展開しています。
2026年は『uka nail oil Bouquet kiss(ウカ ネイルオイル ブーケキス)』という商品で、ローズ、ネロリ、ゼラニウム、イランイラン、ラベンダーなどの香りが入っています。パッケージも限定アイテム用につくられたものになっています。

1日に何度もつけてもらいたいのでこのようなストーリーをつくったのですが、もちろんお気に入りの香りを1つ見つけて使っていただいてもいいと思います。

uka nail oil Bouquet kiss 4,510円(税込)2026年1月9日(金)発売 ※直営店限定

“ケンザン”と呼ばれる人気アイテム「uka scalp brush kenzan

― ネイルオイルとならんで人気の「uka scalp brush kenzan」をご紹介していただけますか。

石山氏:2016年からリリースされたのですが、実はこのアイテムはハンドケアの観点から生まれたものなんです。

弊社代表の渡邉はネイリストでして、シャンプー中に爪のダメージにならないようにと考案したのですが、発売後、スカルプケアのアイテムとして広く伝わっていったという商品なんです。

基本の硬さが『ソフト』、『ミディアム』、『ケンザン(レギュラー)』、『バリカタ』の4つがありまして、この他に顎関節、口腔顔面痛の専門医の方が考案した『uka relaxation & scalp brush 55(ウカ リラクゼーション&スカルプブラシ ゴーゴー)』というケンザンとミディアムの間の硬さがあり、全5種類で展開しています。

ケンザンのトゲトゲ部分ではなく、裏面や側面をカッサのようにアゴの咬筋(こうきん)のところにあててマッサージをする使い方を顎関節症の方などにおすすめしていたり、こめかみのマッサージでなどでも使っていただいたりしています。

『ケンザン体操』というものをwebで公開していますので、ぜひ参考にしてください。

ケンザン体操第一
ケンザン体操第二
ケンザン体操第三
ケンザン体操第四
※第三、第四はuka relaxation & scalp brush 55を使っています

uka scalp brush kenzan  2,420円(税込)

uka relaxation & scalp brush 55 2,750円(税込)

クロモジという植物の蒸留水をベースとして配合したシャンプーとコンディショナー「IZU(イズ)」シリーズ

― さらに注目の商品を紹介して欲しいのですが。

小林氏:先ほども話題に出たように、もともとは理容室からはじまったので、ヘアケアは得意分野なんです。

昨年シャンプーとコンディショナーのシリーズを一新しました。循環するという意味合いの“Regenerative Good(リジェネラティブ グッド)”という言葉を定めて、『IZU(イズ)』シリーズというものをリリースしました。

私たちブランドはつくる責任まで持たなくてはいけないと考えていまして、
このIZUシリーズというのは伊豆の森と海のよい環境が循環するという設計でものづくりをしています。

70年ほど前は植林が盛んだったのですが、放置されたまま時が経ち漆黒の森があちらこちらに見られ、バランスが崩れてしまって海が砂漠化しているという状態になっていたんです。

そのバランスが崩れた漆黒の森の木を切り、光を入れ、腐葉土ができて、海にミネラルを含んだ水が流れ込むという好循環を再び生み出すような取り組みをしています。

そしてバランスの取れた森にはクロモジという植物が育ち、このクロモジには髪や頭皮を清潔に保つ主成分のリナロールを豊富に含み、髪の生える土壌を整えてくれます。

枝と葉から、時間をかけて丁寧に蒸留したクロモジウォーターをベースとして配合したのが、『IZU Shampoo(イズ シャンプー)』『 IZU Conditioner(イズ コンディショナー)』になっています。

クロモジのほかに、フノリ、ツバキ、コメ発酵液、ヘナの5つのキー成分と20種類のアミノ酸が配合されていて、全4種類のタイプでご用意しております。

『all hair types(オールヘアタイプ)』はみなさんに使っていただきたい基準となるようなもの。特に、髪のボリューム感やハリコシを出したい方におすすめしたい商品です。

『damaged hair(ダメージヘア)』はpH値を整えてくれ、保湿力も高いものになっています

そして『‘Anti-Itch’(アンチイッチ)』は敏感肌の方用につくられたもので、こちらは唯一ボディも洗っていただけるものになっております。

『hair bond repair』は2025年12月5日に新登場した、シリーズ最高峰のダメージケアタイプ。ブリーチ、ハイトーン、カラーを繰り返している方​​や、年齢によるボリュームの低下が気になる方、髪質を根本から変えたい方におすすめです。

伊豆の森林

r all hair types ‘E’ 400mL Bottle 4,950円(税込)uka IZU Shampoo fo
uka IZU Shampoo for damaged hair 400mL Bottle 4,950円(税込)
uka IZU Shampoo for scalp,hair&body ‘Anti-Itch’ 400mL Bottle 6,600円(税込)

uka IZU shampoo for hair bond repair 400mL Bottle 7,260円(税込)

※それぞれにIZU Conditionerがあります

セルフときどきサロン

― サロンやショップについて教えてください。

小林氏:ukaというブランドが誕生する前から、サロンはずっと続けているので、根幹はそこだと思っておりまして、商品設計はそこでお客様の声、お悩みなどを叶えてさしあげたいという想いからはじまっています。

私たちは“セルフときどきサロン”と言っているのですが、サロンにきていただいて、次に来られるまでのあいだもセルフでケアをしていただきたいという想いで商品があって、両立している感じですね。

トータルビューティでやらせていただいているサロンは東京ミッドタウン 六本木店と広尾店、六本木の公園の横にあるparkside suiteは、ネイル、エステ、アイラッシュ、表参道店はネイルサロンとショップになっていまして、ショップは北海道から福岡まで全11店舗で展開しています。

“うれしいことが世界でいちばん多いお店”というコンセプトがあるのですが、サロンにしてもショップにしても、いつもこの言葉を大切にしていますね。

著者プロフィール

伊藤孝法

伊藤孝法

ファッションライターを中心にビューティーやライフスタイルについても執筆を行う。WWDファッショニスタ100人がリコメンド!に参加。北海道でFM番組もやってます。