【保険見直し】40代女性が今の自分に合った保障内容を選ぶ基準とは?

読者のみなさんは20代の頃に加入した保険が、そのままになっていませんか?
「保険を契約した当時は必要なプランだと思っていたけど、今の自分には合っていない気がする」
「なんとなく契約更新をしているが、今どんな内容になっているのか詳しく知らない」
そんな状態の40代の女性も多いはず。
「とりあえず加入した保険」が、今の生活や将来のビジョンにマッチしていない可能性もあります。
この記事では、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を持つ筆者が、**「40代の女性に合った保険の見直し方」**を、実体験を交えながら紹介します。
「社会人になったから」
「結婚した時に契約した」
「営業の人に勧められて……」など、保険に入るきっかけはさまざま。
当時の状況に合わせて選んだ契約内容のまま、なんとなく更新を繰り返していませんか?
プルデンシャル・グループのソナミラが「保険見直し」に関する意識調査を実施しました。その中で、「直近で保険の見直しを行った時期」を尋ねたところ、下記のような結果が出たとのこと。
- 1年以内:16.0%
- 1~3年未満:23.6%
- 3年~5年未満:13.6%
- 5年以上前:37%
- わからない:9.8%
※「ソナミラ調べ」
つまり、保険を定期的に見直す層と長期間放置する層に二極化している状況がうかがえます。
40代といえば、子どもの成長や親の介護、自身の健康リスクなど、人生のリスク構造が大きく変わるタイミングです。
特に40代後半からは「更年期」が訪れる傾向にあると言われています。また30代後半から40代前半は「プレ更年期」とも呼ばれ、体調の変化を感じやすい時期でもあります。
まずは契約したまま放置してしまっている保険を整理することから始めましょう。
40代の女性が見直したい「保険あるある」3選

ここでは、実際に40代の女性が保険の契約で気を付けるべきポイントについて紹介します。
1. 「万が一の保障」ばかりが手厚く、医療系が薄い
独身時代に「死亡保障」をメインに加入したまま、そのままにしているケースは意外と多いもの。もちろん子どもが生まれれば、いざという時のために死亡保障は重要です。
その一方で、40代以降の健康リスクを見据えて**「自分を守る保障」**も充実させることが必要でしょう。特に女性特有の疾病(乳がん・子宮の病気など)に備えるプランがあるか、一度確認しておくことも大切です。
2. 医療保険やがん保険が「重複」していないか
結論から言えば、がん保険や医療保険は複数加入が可能です。保険会社の定める保障範囲内に該当していれば、各保険会社から給付金を受け取れます。
その一方で、補償内容を一覧化してみると、「同じような保障に複数入っていた」と気づくこともあるでしょう。複数加入すれば、その分、保険料の負担はかさんでしまいます。
同じ保障内容なら、どちらかを解約または減額しても安心を保てるはず。
医療保険とがん保険の内容が重複していないかも、よくチェックすると良いでしょう。
3. 「更新型」保険の保険料が上がっている
更新型の保険の場合、年齢に応じて保険料が上がる仕組みになっています。
40代になると、更新型の保険料が高額になり、家計を圧迫していると感じることもあるでしょう。
そこで、**「終身型」**の保険に切り替えることで、保険料の負担を抑えることができるかもしれません。ただし、終身型は月額の保険料がやや高く設定される傾向があるため、長期的な支払い負担を見ながら選ぶことが大切です。
また、契約内容によっては、40代以降からの切り替えが難しい場合もあります。一度、契約している保険会社へ問い合わせるのが安心でしょう。
FPが教える! 保険見直しの3ステップ

それでは実際に、ファイナンシャルプランナーの資格を持つ筆者が、保険の見直しにおける3ステップを紹介します。
ステップ1:「何のために契約しているか」を再確認する
保険を契約する時は**「目的」**が重要です。
もし「なんとなく入った」「昔入ったまま」と思い当たるなら、加入目的を思い出すことから始めましょう。
具体的には下記のような目的が考えられます。
- 家族の生活を守るため
- 自分の医療費をまかなうため
- 老後や介護の備えのため
特に40代の女性の場合、家族が増えたり、責任のある仕事を任されたりと多忙な日々を送っているでしょう。体調面での変化も起こりやすい時期だと考えられているので、健康リスクも視野に入れながら再確認することが大切です。
ステップ2:保障内容を「見える化」すること
保険を見直すうえで欠かせないのが、現状を正確に把握することです。
「なんとなく保険に入っているけど、どんな保障だったか覚えていない」という人もいるのではないでしょうか?
しかし、保障内容を「見える化」することで、今の自分に本当に必要な保険が明確になります。
まずは、契約書やマイページを開くところからスタートしましょう。
紙の保険証券が手元にない場合でも、保険会社のWebサイトやアプリで確認できるケースが増えています。
確認する際は、以下の項目を一覧にして整理するのがおすすめです。
- 保険会社名・保険商品名
- 月々の保険料
- 主契約と特約の内容
- 保障期間(いつまで保障されるのか)
- 更新時期や満期時期
これらの項目をExcelやノートに一覧化しておくと、視覚的に比較できるようになります。
さらに、「子どもが独立するまで」「住宅ローンを完済するまで」など、
期間と目的をセットで書き出すのがポイントです。保障を時間軸で考えると、どの保険を残して、どれを減らすべきかが見えてきます。
ステップ3:「減らす勇気」も立派な見直し
保険の見直しは、ただ契約を増やすことではなく、「今の自分に合っていないものを整理する作業」でもあります。
具体的には、子どもが独立した後も高額な死亡保障を続けていたり、住宅ローン完済後も団体信用生命保険と重複していたりするケースが挙げられます。このような、過剰な保障を減らすことで、毎月の固定費にゆとりが生まれます。
また、保険料を減らすことは、安心を手放すことではありません。むしろ、支出を見直すことで家計全体のバランスが整い、その分を教育費や貯蓄・投資に回せることで、安心へつなげられるでしょう。
筆者としては、保険の見直しを家計のメンテナンスと捉えています。無駄な支出を減らすことで、本当に必要なところに栄養(お金)を回せられ、それが結果的に、家族の未来を守ることにもつながります。
40代の女性なら、保険は「整えるもの」へシフトしよう

保険の見直しを考えるうえで重要なのは、人生に合わせて整えていくことです。
20代の自分にとって必要だった保障が、40代の自分にも必要とは限りません。
ここでポイントになるのは、保険料の節約に焦点を当て過ぎるのではなく、今の自分の生活に保障内容が合っているか見極めることです。
保障の内容を見直すことで、リスクに対して備えができるという前向きな選択を、年末の今こそ意識してみましょう。