顔の印象を大きく左右する重要なパーツが眉。
しかしそんな眉に対して苦手意識を持っている人は少なくありません。
特に**「眉が左右対象に描けない」「毎日眉の形が変わってしまう」「眉メイクに時間がかかる」**といったお悩みを持つ人が多い印象です。
実は毎日の眉メイクを短時間で左右バランスよく描くには、眉メイク以前に眉カットできちんと自眉を整えることが重要なのです。
眉カットこそ慎重に!眉の土台を整えることが成功への近道
眉メイクで「左右バランスよく仕上げたい」「毎日安定した形が描けるようになりたい」「時短で済ませたい」など、これらを目指す上でまず意識したいのが眉カット。
眉カットで自眉をどう整えるかによって毎日の眉メイクの仕上がりやかかる時間が大きく変わってきます。
自眉をなんとなく適当にカットしていると、左右の眉がちぐはぐになりやすく、当然毎日の眉メイクで左右対称に描くのが難しくなり、時間もかかってしまいます。
自眉を左右バランスよく整えておくと、毎朝の眉メイクで効率よく左右バランスよく仕上げることができます。まず土台となる自眉をしっかり整えておくことが、眉メイク成功への近道となります。
すっぴんで眉カットするのはNG
夜の洗顔後やお風呂上り後に眉カットをする人が多いのですが、**すっぴんで眉カットをはじめるのはNG。**すっぴんで眉カットをすると、どこまでカットしてよいか分からなくなり、切り過ぎたり左右の形がちぐはぐになったりしやすいのです。
眉カットは、眉メイクをした状態からはじめるのがおすすめです。
一昔前は眉カットで眉の形を作りこむのが主流でしたが、今のトレンドは自眉を活かした自然な立体眉。眉カット=眉の形を作りこむのではなく、眉カット=不要な毛のみを除去するという考え方にシフトチェンジすると失敗しにくくなります。
◆眉カットで使用するアイテム
眉カットをする際、以下のアイテムがあると便利です。
【眉ばさみ】
毛の長さをカットして調整するときに使用します。
【シェーバー】
広い範囲の不要な毛を除去する際に使用します。一般的なカミソリタイプより眉用の電気シェーバーの方が、肌あたりがやさしくキレイに除去できるのでおすすめ。
【毛抜き】
不要な毛を根元から抜いて除去する際に使用します。シェーバーのような剃り跡ができず、キレイに除去できるメリットがある反面、眉ばさみや毛抜きと比べると肌への負担が大きいのが特徴。
失敗しない眉カットの手順
左右バランスよく眉を整えるには、以下の方法で眉カットをするのがおすすめです。
①左右バランスよく眉メイクをする
まず、眉を左右バランスよく描きます。ここで描いた眉の形を参考に自眉を整えることになるので、少し時間がかかっても納得いく形になるまで調整することが大切。
いつもより少し輪郭をしっかり描くと眉カットしやすくなります。眉頭と眉山を左右合わせると、眉全体が左右バランスよく仕上がります。
【眉頭】
以下3つのポイントを左右合わせます。
- 高さ
- 中心からの距離
- 形

まずは左右の眉頭の高さ。左右の眉頭の高さが同じになるようにします。
次に中心からの距離。人中から眉頭までの距離が左右同じになるようにします。
そして眉頭の形。眉頭の形や角度が左右同じになるようにします。
眉頭の3つのポイントが左右合っていると、他の部分が多少違っていても眉全体が左右バランスよく見えます。逆に眉頭が左右ちぐはぐになっていると、その他の部分をどれだけ左右対称に描いても眉全体で見ると左右アンバランスに見えてるのです。
まずは眉頭を左右しっかり合わせることが大切です。
【眉山】
以下2つのポイントを左右合わせます。
- 位置
- 高さ

まず先に描いた方の眉山の位置を具体的に把握します。
「目尻の真上」「目尻の真上より2ミリ内側」など。そしてもう片方の眉山を描くとき、同じ位置に目安の点をつけてから描き始めると左右の眉山の位置が同じになります。
そして高さも同じになっているかチェックし、違っていたら同じになるように調整します。
眉頭と眉山を左右合わせることで、眉全体が左右バランスよく仕上がります。これは毎日の眉メイクでも使えるテクニックなので、ぜひ試してみてください。
②眉メイクからはみ出た毛をカット

眉メイクからはみ出ている毛が不要な毛ということになります。眉ばさみを使用し、眉メイクからはみ出ている毛を根元から短くカットします。
短くカットすることで、残すべき毛とカットすべき毛を区別ができるようになります。
③メイクオフ&スキンケア
ここでメイクを落とし、洗顔してスキンケアで肌を清潔に整えます。
④短くカットした毛をシェーバーで除去

②でカットした短い毛=不要な毛なので、短い毛のみシェーバーで根元から除去し、剃り跡が目立ちそうな太い毛があった場合、毛抜きで除去します。
これで眉カットが完了。
眉メイクをした状態からスタートすることで、左右バランスよく理想の形に自眉を整えることができます。
私は帰宅後、お風呂に入る前に①②の工程を行い、入浴後にその後の工程を行っています。
眉毛は「指でつまめる長さ」まで育てる
濃い眉毛を軽く見せようと、芝刈りのように眉毛の長さを一律短く刈り込む人も少なくありません。しかし眉毛の長さを短くするのはNG。
今のトレンドは毛流れが感じられる立体的な眉。眉毛一本一本にある程度長さがないと毛流れができず、平面的な眉に仕上がりやすいです。
また、短くカットした場合、正面から見ると眉が軽くなって見えるかもしれませんが、横から見ると一部地肌がのぞいて生えムラが悪目立ちすることも。
眉毛は指でつまめるくらいの長さは保っておきたいところ。ある程度長さのある眉毛の毛流れを眉マスカラで整えることでふんわり立体感のある今風眉に仕上がります。
それでも長さが気になる場合、以下の方法で長さの調整をします。
①眉頭の毛は上に持ち上げてカット

眉頭の毛の長さを調整したいときは眉メイクをした状態で行います。
スクリューブラシを横に持ち、眉頭の毛を真上にグッと持ち上げます。このとき上の輪郭より2ミリ以上出た毛先部分のみ軽くカット。
“輪郭より少し出た毛”がふんわりとした立体感を演出してくれるので、輪郭+2ミリを意識するのがポイントです。
②眉中や眉尻は斜め下にとかしてカット

眉中や眉尻の毛の長さを調整したいときは、スクリューブラシで眉毛を斜め下にとかします。
このとき眉下の輪郭より2ミリ以上出た毛先部分のみ軽くカット。とかしたときに2ミリ出ていても、眉マスカラで眉下の毛を眉尻の方に流すように毛流れを整えるとちょうどよい長さになります。
毛抜きの使用は最小限に
毛抜きを使用して根元から不要な毛を抜き去ると、切り跡や剃り跡が目立ちにくいというメリットがある反面、抜くたびに周辺皮膚が引っ張られることから眉ばさみやシェーバーより皮膚への負担が大きくなります。
また、力任せに抜いて毛根がダメージを受けてしまった場合、その場所にもう眉毛が生えてこなくなってしまう可能性もあります。
その他、切れ毛や埋没毛を招く可能性も高くなります。
いきなり毛抜きで抜きまくるのではなく、まずは眉ばさみやシェーバーで不要な毛を除去し、それでもなお除去しきれなかった部分や切り跡や剃り跡が気になる部分をピンポイントで使用すると良いでしょう。
毛抜きで眉毛を抜くときは、目尻の皮膚を外側に軽く引き、皮膚をピンとさせた状態で抜くと切れ毛になりにくく痛みも軽減されるのでおすすめです。
眉カットは朝より夕方がおすすめ
朝は顔がむくんでいると感じたことがある人も多いはず。
顔がむくんでいると、眉の形に影響を及ぼすだけでなく、左右対称に合わせにくくもなります。そのため眉カットはむくみが落ち着く夕方に行うのがおすすめです。
今回ご紹介した眉カット方法はとても簡単で失敗しにくいため、ぜひ試してみてください。