何度が正解?「眉頭の角度」で顔が変わる

眉の描き方ひとつで顔の印象がガラリと変わることをご存知の方はもう多いはず。一説によると、「眉は顔の印象の8割を決める」とも言われている重要なパーツです。そして眉の中でも、特に注目したいのが眉頭! 同じ眉を描いても、眉頭の角度ひとつで表情が大きく変わって見えるんです。...

何度が正解?「眉頭の角度」で顔が変わる

眉の描き方ひとつで顔の印象がガラリと変わることをご存知の方はもう多いはず。一説によると、「眉は顔の印象の8割を決める」とも言われている重要なパーツです。そして眉の中でも、特に注目したいのが眉頭! 同じ眉を描いても、眉頭の角度ひとつで表情が大きく変わって見えるんです。

そこで今回は、眉頭の角度によって顔の見え方がどのように変わるかを検証してみました。一番魅力的に見える眉頭の角度は何度でしょうか?

眉頭の角度で表情が変わって見える

今回、40度、70度、90度、110度の4つの角度で顔の印象の違いを検証してみました。それでは早速眉頭の角度による表情の変化を見ていきましょう。

【40度】

眉頭の角度を40度にした場合、眉頭がかなり細くなります。その結果、眉頭より眉山の方が太くなり、顔全体がややメンズライクな印象に。

また、眉山の方が太くなることで顔の重心が外側へ傾き、顔の横幅が広く見えたり、眉のすぐ下にある目も外側へ引っ張られて見えたりしやすくなります。

【90度】

眉頭の角度を90度にした場合、顔の印象がかなり凛々しく見えます。キリッとした雰囲気に見せたい人はよいかもしれませんが、自然な雰囲気、やさしい雰囲気に見せたい場合はあまりおすすめできません。

また、眉頭と鼻筋の骨格がつながらず、眉頭がぶつ切りになって見えるのも気になるところです。

【110度】

眉頭の角度を110度にした場合、かなり不機嫌な表情に見えます。

左右の眉頭同士が近づくことから、眉間にしわを寄せたような気難しい表情に見えやすいので要注意。デフォルトの表情が怒っている顔に見えることから、話しかけにくい雰囲気に見られる可能性も。また、人相学的観点から見ると、常に怒っている顔をしていると、鏡を見る度に“怒っている自分”が脳に伝達され、余計にイライラしやすくなることもあるので注意が必要です。

【70度】

眉頭の角度を70度前後にした場合が一番自然な表情に見えることが分かります。

また、鼻筋の骨格と眉頭が自然につながるため、骨格と眉が連動して目鼻立ちが際立って見えるという嬉しい視覚効果も得られます。

今回70度を目安に整えましたが、60~80度くらいが特に顔が自然に見える角度です。

このように、同じ眉を描いていても、眉頭の角度ひとつで顔の印象が大きく変わることが改めて分かりました。おすすめは60~80度程度。やさしい雰囲気に見せたいときは60度寄りを目安に、キリっとした雰囲気に見せたいときは80度寄りを目安にしてみてください。

理想の眉頭の角度に整える方法

今の自分の眉頭の角度から、理想の角度へ整える方法を2つご紹介します。

【90度以上の角度の眉頭を60~80度に整えたいとき】

自眉がしっかり生えていて、眉頭の角度が90度以上ある場合、以下の手順で不要な毛を除去して形を整えます。

(1) 理想の角度を下描きする
アイブロウペンシルで理想の角度をざっくり描きます。

定規や分度器でしっかり測る必要はありません。目で見てだいたい60~80度くらいの角度になるように描きます。角度に迷ったときは、45度と90度の間の角度が65度くらいになるので、目安にしてみてください。

(2) 下描きから出た部分をカット
(1) で描いた下描きよりも内側にある毛を根元からはさみでカットする。カットした毛の断面がチクチクと目立つ場合は、気になる部分のみ電気シェーバーで再度除去すると表面がキレイになります。

【60度以下の細めの眉頭を60~80度に整えたいとき】

自眉の眉頭が細めで60度に満たない場合、以下の手順で描き足して角度を補います。

(1) アイブロウペンシルで数本描き足す
細芯や極細芯のアイブロウペンシルを使い、眉頭の上に毛を数本描き足します。眉頭が60~80度になるように斜め上に描き足すのがポイント。

このとき、グレーやグレイッシュブラウン、ダークブラウンなどの自眉の色に近いカラーのアイブロウペンシルを使うと自然に描き足せるのでおすすめです。

≪使用アイテム≫セザンヌ 細芯アイブロウN 04 ディープブラウン
スルスルと描きたい部分になめらかに描き足せます。グレーとダークブラウンをブレンドしたような絶妙カラーで、地毛ともなじみやすいのが魅力。

(2) スクリューブラシでぼかす
(1) で描き足した部分をスクリューブラシで軽くぼかしてなじませます。
スクリューブラシは床と平行になるように持ち、眉間に向かって3~5回、上に向かって3~5回程度、歯ブラシより軽いタッチでぼかします。

≪使用アイテム≫シュウ ウエムラ マスカラ ブラシ コーン
毛量、毛質、形状が絶妙で、肌当たりがよくムラになりにくく、少ない回数でキレイにぼかせます。

(3)アイブロウパウダーを重ねる
次にアイブロウパウダーに持ち替え、アイブロウペンシルで描き足した上に重ねていきます。アイブロウパウダーは髪色と同系色のパレット、かつ、パレット内の中間色と淡色をブレンドしたカラーを使うのがポイント。

斜めカットのブラシではなく、ふさっとした丸みのあるラウンド型のブラシにアイブロウパウダーを含ませ、眉頭にふわっとなじませると、自然に仕上がります。

≪使用アイテム≫ヴィセ フラッフデザイン アイブロウパウダー BR-2ブラウン
王道ダークブラウン系カラーで、パレット内でパウダーの濃淡をブレンドしながら自分にピッタリの色を作れる。ラウンド型のブラシは眉頭メイクにピッタリ。

角度だけじゃない!形や描き方も要注意

眉頭は眉の中でも特に顔の印象を左右する部分なだけに、眉メイクを自然に仕上げるには形や描き方も重要です。

以下のような眉頭はNG。

【NG①/丸い眉頭】
眉頭が丸くなるように描くのはNG。自眉とも骨格ともフィットせず、あか抜けない印象に……。眉頭は丸くせず、60~80度程度を目安にして斜めにするのがポイントです。

【NG②/描き過ぎ眉頭】
濃くしっかり描いた眉頭はNG。眉頭が濃いと、アクが強く気難しい表情に見えやすいです。また、眉頭が濃いと眉全体が濃く太く見えやすいので要注意。

眉頭は眉の中でも一番淡く、軽やかに仕上げることが大切。

眉は一番最初に描く部分が濃くなりやすい傾向にあるため、眉頭は一番最後に描きます。眉尻や眉中にアイブロウパウダーをのせ、ブラシに余ったアイブロウパウダーを最後に眉頭になじませる程度で十分です。

描き過ぎてしまった場合、スクリューブラシでぼかすことが大切。スクリューブラシは床と平行になるように持ち、眉間に向かって3~5回、上に向かって3~5回程度、歯ブラシより軽いタッチでぼかすとキレイに仕上がります。

【NG③/毛を短くカットした眉頭】
眉毛の印象を軽く見せるために、芝刈りのように自眉の長さを一律に短くカットしている人も少なくありません。眉頭の毛も上の輪郭に沿ってズバッと直線的にカットしている人も多いようですが、これはNG。眉頭の毛は元々長さが不揃いで、生えている向きも一本一本微妙に異なります。実はその不揃いさこそが眉頭を自然に見せるカギ。逆に毛を一律短くカットしてしまうことで“作りこまれた感”が出てしまい、自然な眉頭とは程遠くなります。

眉頭は、指でつまめるほど長さを残し、眉マスカラで上や斜め上に持ち上げながら理想の角度に整えるのがおすすめ。角度が整うことはもちろん、ふさっとした立体感も演出できます。

眉頭の角度や形、描き方ひとつで顔の印象がガラリと変わります。これからは、ぜひ眉頭を今まで以上に意識してみてください。

著者プロフィール

玉村麻衣子

玉村麻衣子

美眉アドバイザー。眉の専門家。骨格・筋肉に沿った眉デザイン/眉メイクを理論的にご紹介。アイブロウセミナーやレッスンを日本全国で多数開催。PGC Schoolsにて眉デザイン講習を毎月開催中。各種メディアにて眉企画の監修も多数担当している。眉の技術者資格、美容師免許保有。