健康な髪は【頭皮】から!髪の老化を防ぐエイジングケア

「エイジングケア」という言葉はよく聞くけれど、実際にはいつから始めればいいのか、何をすればいいのか。改めて自分のヘアケアと向き合ってみました。...

健康な髪は【頭皮】から!髪の老化を防ぐエイジングケア

「エイジングケア」という言葉はよく聞くけれど、実際にはいつから始めればいいのか、何をすればいいのか。改めて自分のヘアケアと向き合ってみました。

髪にもエイジングケアは必要なのか?

スキンケアやメイクは、年齢に合わせて見直したり、気分や好みの色味が変われば新しいものに替えたりしてきました。

ところが、髪のケアとなると「いつも使っているメーカーのものだからなんとなく」「合うかどうかは使いながら考える」という選び方になりがちだったと思います。

最近ふと、髪もエイジングケアが必要なのだろうかと、考えるようになりました。

シャンプーやトリートメントは毎日欠かさず使うものだからこそ、髪や頭皮の変化にも目を向けてみることにしました。

そもそもエイジングケアとは、肌ではよく聞くけれど髪にも必要?

エイジングケアと聞いて、まず思い浮かぶのは肌。髪のエイジングケアというと、いまいちピンとこない方もいるかもしれません。

一方で、髪が生えている場所は頭皮で、頭皮もまた「皮膚」です。顔と同じように、年齢や生活環境の影響を受けやすい組織だと考えると、そこから生えている髪だけを切り離して考えるのは少し不自然にも感じます。

実際に、頭皮でも年齢により肌の状態は異なるとされています。

アジア人を対象とした調査では、20代と50代で頭皮の状態を比較すると、角層の水分量や皮脂量、バリア機能などが大きく低下し、頭皮が硬くなることで、毛髪密度も減少していました。

では、なぜ頭皮が硬くなると髪が減ってしまうのでしょうか? それは、髪を生み出す毛包と呼ばれる組織が、周囲の皮膚環境の変化の影響を強く受けるからです。

毛包の周りには線維芽細胞と呼ばれる細胞があります。線維芽細胞は、コラーゲンなどを作り出す細胞で、頭皮のハリや弾力を保つことで、毛が育つ環境を支えています。

年齢を重ねると、線維芽細胞の働きや周囲のコラーゲンの構造が変化しやすくなり、頭皮の環境が変わっていきます。

その結果、毛包を取り巻く環境が変わることで、髪が細くなる、密度が低下するといった変化に繋がるのでないかと言われているそうです。

そしてその頭皮環境の変化自体はいつから始まっているのかというと、個人差はあるものの、30代から始まっているとのことです。

つまり、30代の今が頭皮ケアの始めどき。このタイミングで頭皮のケアに目を向けた自分をまずはちょっとだけ褒めたいところです。

健康な髪は健やかな頭皮から

健康な髪を育てるためには、頭皮環境を整えることが大事だということがわかったところで、実際のケア方法について考えてみました。

10代や20代のころと比べると、最近は髪がパサつきやすくなった気がします。以前よりクセも出やすくなって、うねりや広がりが気になる日が増えました。

とはいえ、忙しい朝は丁寧に整える余裕もなく、とりあえずまとめて結んでしまう。まとめてしまえば、なんとなくそれなりに見える。

そうすると不思議と整ったように見えるので、問題まで解決した気分になってしまいます。けれど、年齢を重ねていくこれからのことを考えると、やっぱり毎日のケアを見直すしかない。

まずは正しいケアの方法について、今日からできることを洗い出してみました。

髪のコンディションを左右する、毎日のヘアケア習慣

まずは「良い頭皮環境」とはどういう状態を指すのかを整理します。ポイントは、ただ清潔であることだけではありません。

汚れや皮脂が過剰にたまっていないことに加えて、頭皮のバリア機能が保たれていること、皮脂と水分のバランスが大きく崩れていないこと、そして赤みやかゆみ、フケといった炎症サインがないこと。これらがそろっている状態が、頭皮にとっての理想だといえます。

髪を洗う頻度

髪を洗う頻度に「これが絶対に正しい」という答えを出すのは難しいですが、洗髪頻度を調べた調査では、週1回だけ洗う人よりも、週5〜7回洗う人の方が、頭皮や髪の状態が良い傾向にあるのだそう。

これを読むと「じゃあ週に1回くらいは風呂キャンしても大丈夫かな」と、つい思ってしまいますね。

でも実際は、汗をかきやすい季節や整髪料を使った日は、できれば髪を洗っておくと安心ですし、その日や前後の予定に合わせて、無理のない範囲で髪を洗うことが大切です。

シャンプーの選び方と洗い方のポイント

シャンプーはつい髪の悩みから選びたくなりますが、頭皮のエイジングケアを意識して健康な髪を育てたいなら「頭皮の症状」を基準に選ぶのが合理的です。

頭皮がしみる、洗ったあとにつっぱるといった乾燥や敏感さが気になる方は、刺激になりやすい洗浄成分を避け、マイルドな洗浄設計の製品を選ぶのが一案です。

特に香料や防腐剤などは、人によっては刺激感の原因になったり、アレルギー性接触皮膚炎の原因物質になり得ます。そのため、心当たりがある方ほど、まずは香料など疑わしい成分を避けた製品を選ぶことが良いでしょう。

ベタつくのにつっぱるなど、いわゆる「混合肌」のような頭皮の状態になっているときは、まずは洗い方の基本を整えるのがおすすめです。

洗浄力の強いものを使用したり、逆に洗う回数を減らしすぎたりするよりも、予洗いをしっかり行い、指の腹でやさしく洗って、すすぎは少し長めにするだけでも、頭皮のベタつきと乾きの両方が落ち着くことがあります。

今日からできる頭皮のエイジングケア

頭皮のエイジングケアと聞くと、何か特別なことをしなければいけない気がしますが、毎日続けられることの方が大切なので、シンプルなケアから始めようと思います。

まずは頭皮マッサージ。指の腹でやさしく頭皮を動かすことがポイントです。強くこすらず、気持ちよい程度の刺激で続けることで血流を促し、健康な髪を育てるのに必要な酸素や栄養素を毛包に届けます。

もうひとつは生活習慣。頭皮や髪は、睡眠や食事、ストレスの影響を素直に受けます。髪の悩みが少ない今のうちから、10年後の自分の体を作るつもりで、しっかり寝て栄養のある食事をバランス良く食べることを意識したいと思います。

完璧じゃなくていい。続けられる頭皮ケアで未来の髪を育てる

頭皮は髪が生える場所であり、顔と同じ「皮膚」です。だからこそ、肌と同じようにエイジングケアをしてあげる必要があります。

そしてエイジングケアは、何歳からと厳密に線を引くよりも、変化に気づいたときが始めどきです。大げさなことをするのではなく、毎日のルーティンを少しだけ整えて行くことから始めようと思いました。

結局のところ、頭皮ケアは今の自分の状態に合わせて微調整しながら、続けられる形を見つけていくことが大切だと思います。朝が忙しくて結んでごまかす日があってもいい。その代わり、洗髪時は予洗いを丁寧にする、すすぎを長めにする、刺激を減らす。

毎日の基本を少しだけ丁寧にする習慣を30代の今から作って、未来の髪を育てていきたいと思います。

※参考
Age-related changes in scalp biophysical parameters: A comparative analysis of the 20s and 50s age groups

Age-Related Changes in Female Scalp Dermal Sheath and Dermal Fibroblasts: How the Hair Follicle Environment Impacts Hair Aging
Ageing-Related Features of Hair and Scalp in Chinese Women by Clinical Evaluation Study

The Impact of Shampoo Wash Frequency on Scalp and Hair Conditions

Contact Dermatitis Due to Hair Care Products: A Comprehensive Review

Impact of Scalp Massages on Hair Growth: A Comprehensive Review