30、40代のメイクのポイントは3点!憂うつ気分もポジティブに変える、血色【多幸感メイク】

年齢と共に変化する肌に合わせたメイクテクニックは、若々しく魅力的な印象を作り出す鍵。本記事では、30・40代女性が知っておくべき3つの重要なメイクポイントを詳しく解説します。

30、40代のメイクのポイントは3点!憂うつ気分もポジティブに変える、血色【多幸感メイク】

外見の変化だけではなく、心の変化や葛藤などを感じることの多い40代。50 代を目前にして、この数年間感じてきたのは、「40代って、第2の思春期だわ~。」ということ。
理由もなく朝からしんどい……。カラダがダルくて重い……。

この“理由”や“原因”が分からない、というところがまさに侮れないポイントです。
40 代を迎えてから、なんとも言いようのない体調や心の変化を幾度となく経験してきました。それはどんなに頑張っても、自分ではどうすることもできないものです。

女性は一生涯、“ホルモンバランス”という存在に振り回されますよね。
40 代後半、まさに更年期。育児に家事にと私生活はもちろんのこと、仕事にまで差し支えるほど、あまりにも月経痛がひどくなり、今は投薬で生理を止めています。

これは閉経を迎える平均年齢の50歳まで続くそうです。
ですがそれだけで、身体も心もグンと軽くなりました。そんなわたしの、憂うつな心を支えてきてくれたもうひとつの存在。それは「メイク」なんです。

わたしだけじゃない。きっと同じように、自分ではどうすることもできない心身の変化に悩んでいる方も多く いらっしゃるはず。そんな皆様の心が、少しでもふわっと軽くなりますように。メイクの魔法をお伝えさせてください。

メイクは心を軽くする存在

職業柄、わたしにとってメイクは、もちろん大切な仕事のパートナーでもあります。
わたしが「毎日メイクをすること」は、仕事と同じ。ですがこれは義務感からではありません。自分自身がメイクをすることで、心が元気になれることを知っているから。

朝、どんなにしんどくてもメイクをする。完璧でなくても良いから、肌をつくる。色みをのせる。鏡にうつる自分を見て、血色が加わった顔に元気をもらう。
メイクには外見だけではなく、内面をも変えてくれるパワーがあります。

実際にメイクは更年期の症状を緩和してくれる、という研究結果も出ているほど。
朝起きたときのくすみ顔。夕方ふと鏡で出会うお疲れ顔。
年齢を重ねると、ふとしたときに「老化」を感じずにはいられません。

ですが、老化=老いることへの進化。まだまだわたしたちは発展途中です。
お顔に血色感を意識することで、「なんか今日のわたし、素敵じゃない?」と。
メイクは、そんな自分にいつでも出会うことができる魔法なんです。

毎日完璧にメイクをする必要はないけれど、少しだけ血色をアップして気持ちを前向きにリフレッシュしてみませんか。理由もなく憂うつな気持ちも、重いカラダも、全部吹き飛ばしてきっと外に出かけたくなりますよ。

そんなメイクのパワーを少しでも同年代の皆様と共有できたらいいな、と思っています。

血色だけで変わる大人世代

年齢を重ねるごとに、お顔から血色感や透明感がなくなっていくのを感じてはいらっし ゃいませんか。ナチュラルな血色こそ、大人世代の顔には大切な要素です。

◇目元
◇頬
◇唇

この3点が血色を左右するカギになります。メイクで血色感は叶うんです。けれど、これらのバランスや色み選びって案外難しいものですよね。

3点のバランスを間違えると、“うるさいメイク”になってしまったり。
はたまた色の組み合わせが違えば、なんだかちぐはぐなメイクに仕上がってしまったり。 そんなお悩みを解決してくれるのが“マルチコスメ”という存在なんです。

手軽に、元気な顔の自分に会える。そんなマルチコスメの魅力については、次でご紹介をさせてくださいね。

マルチコスメは悩める大人世代の味方

皆様、“マルチコスメ”という言葉を耳にしたことはありませんか。アイメイク・チーク・リップ・ハイライトなど、ひとつあればさまざまな箇所に活用できるという、とっても便利なアイテムなんです。

これさえあれば、忙しい朝の時間帯でも悩むことなくポイントメイクが完成します。
目元・頬・口元、この3点に色みが加わるだけで、血色感もアップ。生き生きと明るい表情に見せてくれるから不思議です。

全体のカラーバランスを難しく考える必要もなく、簡単にバランスの取れたメイクに仕上げることができますよ。クリームタイプであれば、艶々しさもプラスできて一石二鳥。

血色感を醸すことで、同時にお肌の透明感も引き上げることができます。
メイクポーチにもマルチコスメをひとつ常備。すぐにメイク直しもできて、心強い相棒になること間違いなしです。

気になるクマ部分にも必要なのは血色感

血色の良し悪しを左右するひとつに、“目の下のクマ”があります。クマが鎮座しているだけで、「朝からしんどそう……。」そんな印象を与えてしまいがちですよね。くすんで見せてしまう目の下にも、実は血色って必要。

チークをのせる際に、少しクマにもかかるように意識をしてみてください。
血色がプラスされることで、クマ自体も緩和されお顔全体が明るくなったように見せてくれますよ。

クマが緩和されると“お疲れ感”もなくなり、生き生きとした表情を醸すことができますね。

気になる唇の色ムラには均一な血色を

年齢を重ねることで実感をする、外見の変化。その中でも小さな変化ではありますが、“唇の血色の悪さ””色ムラ“は、わたしにとって衝撃的でした。唇ってずっと1色だと思っていたのに、いつの間にこんなに色ムラができてたの?

この色ムラも、残念ながら血色を悪く見せてしまう一因となってしまうのですよね。
濃いところと薄いところを見極めて、リップカラーをのせることで色ムラを整えることができます。

血色が薄くなってムラができているところには、何度か重ね塗りをしてしっかりと色みをプラス。逆に唇の縁など、血色がしっかりとある部分には薄めに発色するようにリップカラーをのせてみてください。

この色ムラが整うだけで、唇の血色も良く見えます。はつらつとした印象を醸し出すことができますね。

下まぶたにも淡い血色カラーを

わたし自身、眠りがとにかく浅く、少しの物音でも目を覚ましてしまいます。質の良い睡眠を……。とは言われますが、もともとの眠りの浅さに加えて、こどもの体調不良などが重なれば、下まぶたのくすみはとんでもないことに。

目の下三角ゾーンのくすみやクマの補正はもちろんですが、忘れてはならないのが“下まぶたのキワ”。意外と意識をされない箇所なのですが、この“キワ”こそくすみを飛ばして明るく仕上げ たいものです。ここでもマルチコスメは大活躍。

淡い色みであれば、上まぶたの延長で下まぶたにも活用ができます。
細めのアイシャドウブラシ、もしくはお持ちでなけば綿棒でもOKです。下まぶたのキワに、淡いピンクやオレンジなどのなじみやすい血色カラーをのせます。

くすみを飛ばして、くすんだ目元を明るく復活させてくれますよ。
さらに下まぶたに血色が加わることで、“白目”自体も明るく澄んで見せてくれる効果が期待できます。

下まぶたの血色は、わたしにとっても必須ポイント。あえてつくりこむ“ナチュラル感”が、大人世代にはとても大切だと思う今日この頃です。

おわりに

お顔が元気になると、それだけでなんだか外に出て誰かに会いに行きたくなりませんか。 見た目と心は繋がっています。年齢に比例して、心も見た目もパワーアップしていきたいものです。

自分が毎日心地良く過ごせること。大人世代にはこれが1番大切なことだと思っています。 自分自身が笑顔で心地良く過ごせることができると、周りの人へもたくさんの笑顔と優しさを還元できますよね。

心地良さの条件のひとつに、“メイク”というものは存在しているのだと思います。年齢を追うごとに、お顔の血色感はとても大切なポイントになります。それだけでお肌そのものが美しく見えたり、お顔全体の明るさや透明感をアップして見せてくれるからです。

忙しい日々の中でも、便利なアイテムを活用して「今日のわたし、なんだかキレイ」 「今日のわたし、なんだか素敵」そんな自分を引き出してみてください。
1日を元気に、心豊かに過ごすことができますよ。

<文中参考コスメ>

◇OSAJI ニュアンスフェイスカラー
オサジ ニュアンス フェイスカラー

◇ETVOS ミネラルマルチパウダー
ミネラルマルチパウダー|ミネラルメイクのエトヴォス【公式】

◇RMK ラディアントカラースティック
RMK ラディアントカラースティック | RMK 公式サイト

著者プロフィール

山田麻衣子

山田麻衣子

メイク講師/美容のプロを育てる専門家/大人メイク専門家。美容業界に入り約25年。8000人以上の女性のお顔に触れてきました。講師業の傍らメイクコラムの執筆や雑誌記事の監修、Amazon Kindleからメイク本を出版しており、執筆活動も並行して行っています。少しでも皆様がメイクのお悩みを解消し、毎日笑顔でお過ごしいただけるような記事を分かりやすくご紹介。1人でも多くの方がメイクで笑顔溢れる日々を送ってくださいますように。