30代・40代、シミは“老け見え”のサイン

「あれ、なんか顔が疲れて見える?」
30代後半のある朝、鏡を見た瞬間、そう感じたのがきっかけでした。 ファンデーションでも隠しきれない“濃い影”が頬に浮かび、それが私の「シミ対策計画」の始まりです。
20代の頃は、スキンケアをすればすぐに肌が応えてくれたのに、30代に入ると、同じケアでは追いつかない変化が訪れます。
乾燥、くすみ、そしてシミ 。 鏡の中の小さな変化が、思っていた以上に“老け見え”を引き起こしていることに気づきました。
でも、焦る必要はありません。 シミは「もう手遅れ」ではなく、「見直しのタイミング」を教えてくれるサイン。
医療・スキンケア・生活習慣の3方向から見つめ直すことで、肌は必ず応えてくれると、私は身をもって実感しました。
スキンケアを見直したきっかけ
夜の“お守りルーティン”
夜のスキンケアは、ずっと私にとって“お守り”のような時間でした。FASのクレンジングジェルで一日の汚れを落とし、SENSAIのローションで肌をほぐす。
ALBION EXCIAの美容液で透明感をプラスし、DECORTÉ AQの乳液でハリを与え、 最後にCurelのクリームでやさしく蓋をする。
この一連の流れは、私にとって一日の締めくくりであり、「今日もよく頑張った」と心を整える儀式のようなものでした。
「なんだか前と違う」違和感の正体
けれど、ある日ふと気づいたのです。 「なんだか、前みたいに良くならないかも。」
そう感じた瞬間、スキンケアの“安心ルーティン”が、実は“現状維持ルーティン”になっていたことに気づきました。
どれだけ丁寧にお手入れをしても、ホルモンバランスや生活習慣の変化、紫外線ダメージの蓄積は避けられません。
それが30代後半の肌に現れる“静かなサイン”なのです。
「今まで通り」では変わらないなら、 “今の自分に合ったケア”を探していくしかない 。
そう思い、美容皮膚科のドアを叩いたのが、私のシミ改善の第一歩でした。
美容皮膚科でわかった「思い込みの怖さ」
意を決して美容皮膚科へ行き、診てもらうと── 「これは肝斑ですね」と先生。
てっきり“普通のシミ”だと思っていた私は驚きました。
実際、シミと呼ばれるものの中には種類があり、 一般的な「老人性色素斑」や「そばかす」に加えて、 肝斑(かんぱん)や後天性真皮メラノサイトーシス(ADM) などが混在している場合もあります。
見た目だけでは区別が難しく、 自己判断でレーザーを当てると悪化することもあるため、 まずは医師の診察を受け、 「説明を聞く → 自分に合った施術メニューを選ぶ」 という段取りを踏むことが大切だと実感しました。
正しい診断が、正しいケアの第一歩。 それを身をもって知った瞬間でした。
最新治療で感じたリアルな変化
私が実際に受けたのは、フォトフェイシャル(IPL)・ピコレーザー・Accolade(ニューアーコレード)の3種類。
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フォトフェイシャル(IPL) 肌全体を明るくしたい人におすすめ。ただし、機種や出力によっては肝斑が悪化するケースもあるため、医師の診察のもとで判断することが重要です。
私の場合は出力を調整しながら照射し、赤みは翌日には落ち着き、数回でトーンアップを実感しました。
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ピコレーザー 濃いシミにピンポイントで照射。1週間ほどかさぶたになり、その後自然に薄くなっていく。刺激が強いため、頻度や照射部位の見極めが大切です。
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Accolade(ニューアーコレード) 韓国で話題の新機器。韓国で施術。 肝斑や薄いシミにやさしく、敏感肌の私でも安心して受けられました。翌日からメイクもでき、ダウンタイムがほぼなし。

医療の力は確かに即効性があります。でも同時に、医療はゴールではなくスタートだと感じました。
「続ける力」が肌を育てる
せっかくキレイになっても、生活習慣を見直さなければすぐ戻ってしまう。だから私は、日常の中でも“小さな積み重ね”を意識しています。
- パイナップル習慣
パイナップルなどに含まれる「グルコシルセラミド」は、肌の水分保持をサポートする機能があることが報告されています(※)。
国内の研究では、グルコシルセラミドを継続的に摂取した際に、肌の水分保持機能の改善が報告されています。機能性表示食品としても届出されている成分のひとつです。
朝食にパイナップルを取り入れることで、気軽にうるおいケアを続けやすくなると感じています。
※出典:消費者庁「機能性表示食品 届出情報(パイナップル由来グルコシルセラミド)」
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ブルーライト対策
スマホやPCから出る光がメラニンに影響する可能性があると言われています。夜は画面を控えめに、ブルーライトカット眼鏡やフィルターを活用しています。 -
美肌レシピ「チンジャオロース」
タンパク質(牛肉)+ビタミンC(ピーマン)がコラーゲン生成に有効と管理栄養士が紹介。内側からの食事ケアも侮れません。
どれも大きなことではないけれど、“続けることで肌が変わる”という実感を、今でははっきり持っています。
自分をいたわるスキンケアが、今の自分には一番
高級な美容液も好きだけど、毎日続けるのは“心地よいスキンケア”。 私は「肌が喜ぶ感覚」を大切に選ぶようになりました。
スキンケアを丁寧にするだけで、肌の変化に気づきやすくなる。 “自分と向き合う習慣”が、結局いちばんの美肌習慣かもしれません。
おわりに
若見えの秘訣は「足し算」ではなく「整えること」
5年前:今現在2025年
医療 × スキンケア × 生活習慣。 どれも欠かせないけれど、 大切なのは“足しすぎず、整えること”。
美容は魔法ではなく、毎日の積み重ね。 そしてその結果が、今の私の肌です。
36歳、シミに悩んでいた私がいま笑っていられるのは、あのとき「向き合う」と決めた自分のおかげ。ここでやめないで続けていきます。
私のリアルスキンケア ― 愛用品を公開
ここからは私が実際に愛用しているラインをご紹介します。

FAS THE CLEAR CLEANSING GEL やさしく汚れを落としながら、つっぱらずにしっとり。落とすケアでありながら、保湿まで叶う優秀クレンジング。
SENSAI AS マイクロ エッセンス イン ローション 肌をやわらげ、透明感と潤いを与えるローション。手のひらで包み込むように使うと、吸い込まれるようななめらかさに。
ALBION ブライトニング イマキュレート セラム Z 6年ほど愛用しているお気に入り。特別な日に取り入れる集中美白ケアで、肌全体の明るさを底上げしてくれます。
DECORTÉ AQ ミリオリティ リペア エマルジョン n ハリと弾力を与え、肌に上品なツヤをプラス。 香りも上質で、スキンケアの時間を“癒しのひととき”に変えてくれる一本。
Curel 潤浸保湿 フェイスクリーム 軽やかなテクスチャーでデイリー使いにぴったり。敏感肌でも安心して使え、日常の仕上げクリームとして欠かせません。
私が大切にしているのは「無理なく続けられるスキンケア」。 美容液やアンプルなど“効かせたい部分”には投資し、仕上げは手に取りやすい価格帯で。
ぜひ参考にしてみてください。