天然精油と国産原料にこだわった、人本来の美しさを総合的に引き出すスキンケアやフレグランス、メイクアップアイテムなどを手がける「THREE(スリー)」。
2009年のブランド誕生以来、多くの人に愛されるホリスティックビューティーブランドです。
今回はTHREEマーケティングDiv. PRマネージャーの齋藤未奈さんに、コンセプトや、アイテム、取り組みなどTHREEの魅力について伺ってきました。
心、からだ、肌にアプローチするホリスティックケア
-THREEはどんなブランドですか
齋藤氏:精油を使ったホリスティックケアにブランドの主軸を置いていますが、自然の力に敬意を払いながら、植物のもつ力強さ、効果効能を、心・からだ・肌にホリスティックにアプローチするという事を目指しています。
その植物の力を凝縮したものが精油です。“エッセンシャルオイル”一滴の中の成分は一つではなくて、100〜400ともいわれるぐらい、いろいろな成分が複合的に含まれています。
THREEでは“全身を巡る、香る有用成分”と捉え、多機能にアプローチしたいという思いから、ホリスティックケア商品に精油を配合しています。
スキンケア、ボディケア、そしてフレグランスなど、肌だけではなく、心にもアプローチするケアを総称し、ホリスティックケアと呼んでいます。
精油科学の知見を込めたホリスティックケアと、今の空気感と自分らしさを表現できるようなメイクアップを通して、ひとりひとりの自然体のバランスを提案していきたいと思っています。
植物の恵みを閉じ込めた『THREE バランシング クレンジング オイル N』
-ブランドを代表するアイテムを一つご紹介してください。
齋藤氏:ブランドがローンチされた2009年からリリースされている『THREE バランシング クレンジングオイル』というメイク落としがTHREEでは人気の商品で、バージョンアップを重ね今年で16年になるロングセラーアイテムです。
植物の恵みをギュっと閉じ込めたようなクレンジングオイルで、メイクや汚れを落とす力とトリートメント力を両立してくれるような商品。
あとは香りがとっても特徴的で、ブレンド精油の香りを存分に感じていただけるものになっています。
クレンジングって、疲れて帰宅して、寝落ちするかも…というタイミングなど、正直面倒だなと思ってしまいがちな時間の行為だと思うんです。
でも『この香りを嗅ぐために、クレンジングが楽しみになる』や『疲れまでも落としてくれるような香り』といってくれるお客様がたくさんいらっしゃる商品です。
有用成分を豊富に含むTHREEオリジナルエキス『サフラン&バードックコンプレックス』や、乾燥から肌を保護する『ティーシードオイル』など優れた植物成分をたっぷりと配合しています。
美容液で洗っているような感覚で、メイクを落とすだけではなく、1日の疲れをリフレッシュしてくれるような香りのクレンジングオイルです。
THREE バランシング クレンジング オイル N 4,840円(税込)
『THREE バランシング クレンジング オイル N』に使われている成分
THREEのHOLIDAY COLLECTION
-毎年ホリデーシーズンにリリースされる限定のアイテムをご紹介してください。
齋藤氏:今年は“WHISPERING HOPE & LOVE”というテーマで、いくつか限定商品がございまして、10月にメイクアップの商品が発売され、11月にホリスティックケアの商品が発売されたのですが、今回はホリスティックケアから3つご紹介させていただきます。
パッケージもモダンな『THREE エッセンシャルセンツ ディスカバリー キット 2025』は3つの香りをキットにしたフレグランスで、合成香料を使わずに、100%精油の香りだけで創香したものになっています。
精油って肌だけではなくて、香りを嗅ぐことによって0.2秒で全身をめぐるといわれているんです。フレグランスって基本的には香りを楽しむもので、お洋服と同じ感覚で“装う”ものというイメージもあると思いますが、このフレグランスは“マインドを整える”ということを目指して作っています。
ホリデーシーズンをイメージした3つの香りは、ゼラニウムにコニャックを合わせ、ジンジャー、シナモンをからませたフルーティスパイシーな『果実』の香りの『X06』、
スペアミントやライム、パインやホーウッドのウッディな香調にゼラニウムの甘さが重なるハーバルウッディな『樹』の香りの『X07』と2種の限定の香りに、ニュートラルな『石』の芳香を加えた『00』と、このシーズンにぴったりなキットになっています。
パッケージもモダンな『THREE エッセンシャルセンツ ディスカバリー キット 2025』は3つの香りをキットにしたフレグランスで、合成香料を使わずに、100%精油の香りだけで創香したものになっています。
ハンドケアとボディケアを一つに
-さらにホリデーシーズン限定のホリスティクケアアイテムもあるんですよね?
齋藤氏:バスソルトとハンドクリームがセットになった『THREE エッセンシャルセンツ ハンド&ボディ ケア キット』をご紹介させていただきます。
バスソルトは1種類で、ハンドクリームは2種類の香りから選べるものになっています。
バスソルトは自社のハーブガーデンで作った熊本のゼラニウムと、佐賀のローズマリー、コモンタイムのオリジナル精油が入り、海の恵みの「海塩」と山の恵みの「岩塩(ミネラル塩)」、2種の塩をミックスし、ぽかぽかと体を温め、全身をつややかに整え、
ハンドクリームは2in1処方の“ハンド&ネイルクリーム”で、冬の乾燥や冷えによってツヤを失った手肌や爪をケアするものになっています。べたつかない心地よいテクスチャーでしっかりうるおいヴェールで包まれるような仕上がりです。
グリューワインのような『果実』の温かみに満ちたフルーティスパイシーの香りと、静寂な星空の下の『樹』の清々しさが広がるハーバルウッディの香りの2種類から選んでいただけます。
ギフトとしても丁度よく、皆さんに喜んでいただけるアイテムになっていると思います。
精油を大切にしているTHREEが作る蒸留所「THREE Aroma Distillery」がOPEN
-10月にOPENした精油蒸留所「THREE Aroma Distillery」について教えて下さい。
齋藤氏:THREEは日本生まれで、精油にこだわってきたブランドなので、出来るだけ自分たちの手で国産の精油を創り研究したいという想いから2022年に社内で『ホリスティック リサーチ センター』というものを立ち上げました。
まずは自社農園で畑の土をおこすところからはじめ、ハーブの苗のDNA検査をし、自分たちで植え、収穫。その中でも佐賀県の畑で育てたハーブを蒸留する施設として『THREE Aroma Distillery』を佐賀県唐津市呼子町に作りました。
そこで水蒸気蒸留で抽出した精油を研究し、商品にしています。熊本にも同じょうに畑と蒸留する場所があるのですが、佐賀県の畑がどんどん広がってきて、収穫してすぐのフレッシュなまま蒸留する事が精油の質にも関わってくるため、佐賀県にも蒸留所が必要でした。
たとえばローズマリーだと1kgの精油を作るのに200kgの原材料が必要なんです。それくらい貴重で、植物の恵みがギュッと詰まったものを、私たちはフレグランスや、スキンケア商品に配合しています。
ブランドの大切な原料でもある精油など、原料もなるべく自分たちの手で作れるものは作っていきたいという取り組みになっています。
THREE Aroma Distillery 呼子蒸留所
〒847-0303 佐賀県唐津市呼子町呼子3769番1
精油ができるまでの工程
なぜTHREEは精油を大切にしているのか
-精油はTHREEにとってどんな存在ですか
齋藤氏:私たちがなぜ精油を大切にしているかというと、精油って唯一心に働きかけることができる成分といわれているからです。肌に効果的な成分ってたくさんあると思うのですが、精油の力でマインドまでもケアしていきたい。
“心・からだ・肌にアプローチするホリスティックケア”というブランドコンセプトには欠かせないものだと思います。
-貴重なお話をありがとうございました。